ジャンプ08号感想 

PSYRENの2周年巻頭カラーはめでたきに日にござるのですが、表紙は飾らせて貰えないのですね。

しかし、今週は巻頭カラー、表紙、センターカラーにいたるまで、

すべてが中堅~若手作家さんの作品にて構成され、非常に珍しい。

もちろんジャンプもいつまでも売れっ子ばかりに頼るのではなく、

ある程度他の作品もプッシュしたりして個々の人気を上げないといけません。

しかし、そこまでいたるにしても、最初の打ち切りを乗り越えないといけないので大変です。

個人的に新連載には巻頭&表紙の後のご祝儀センタカラーの後にも1回ぐらいセンタカラーを挟んだほうがいいんじゃないかなぁ・・・と。


PSYREN

さて、なんだかんだと2周年のPSYRENです。

感覚的にはもう3、4年ぐらい連載していると思っていたら、まだ2周年だったとは・・・。

 

話はついに雨宮さんも参戦。

遊坂は狂ってそうで冷静で、かと思えばナチュラルに狂ってたりでなかなか魅力的なキャラと思いました。

決してトップの人間ではなく、しかしかなりの実力者。

そして頭がキレるところがあるものの、どこかネジが二、三本飛んでる。

NARUTOで言うカブトみたいな感じかなぁ・・・。

 

そして主人公そっちのけで覚醒する雨宮さん(笑)

さすがにこの2Pカラ宮さんには笑ってしまいました。

「名前なんかねぇよ」とか「逝くのはお前一人だ!」とか、普通は主人公がするもんですよ、覚醒って。

アゲハって安定感のある主人公ですけど、その分雨宮さんがブッ飛んでて、地味に見えてしまいますよね。


ONE PIECE

ガープとルフィの骨肉の争いは一瞬の躊躇によりガープの敗北。

センゴクも言っていますが、やはり彼も肉親や肉親同然の者らに対して心を鬼にはしきれなかったようですね。

誰も責めはしないでしょうが、ガープ本人は自責の念に大きくとらわれそうです。

 

そしてセンゴクの能力も影付きながら判明。

どうやら仏のセンゴクという通り名の通り、大仏のように巨大化するようです。

実の名はストレートにブツブツの実かな?

「この悪魔の実はブツブツの実だ」と言われて、食べたら思春期のお肌みたいになるだけだったら最悪でした。

 

あとちゃっかりミスター3がエースを救うために先行し、処刑人に紛れ込んでいたようですね。

少し強引な気もしますが、なにげに凄い。

エースの鍵をロウで作るというものは他の方が予想されていましたが、見事に正解でしたね。

しかしエースのメラメラの実とミスター3のドルドルの実って相性最悪だってことに気付きました(笑)

さて、解放されたエースら一行が今後どうなるのか、文字通り大きなターニングポイントとなりそうです。


NARUTO

ついにダンゾウの不死身の全容が判明。

「幻と現実の狭間をコントロールできる―――己自身へかける究極幻術!!」

幻術=対峙者にかけるという先入観があったので、これは思いつかなかったですねー。

しかしその絶大な能力ゆえにリスクも高く、術後の写輪眼は使用できなくなるようです。

これが普通のうちは一族ならば失明なのでしょうが、移植しているダンゾウならではのコンティニュー法ですね。

サスケとの戦いだけで半分以上を使ってしまったところをみると、初代の細胞移植と共に、

もしかしたら右腕ごと換装できるのかもしれません。(無論そうホイホイとできるものではないでしょうが)

最後に互いを刺し合うサスケとダンゾウですが、ダンゾウはともかくサスケは脇腹をかすった程度にも見えますね。

次号、決着のアオリどおりに決着してくれればいいのですが・・・。


銀魂

今週の銀魂は面白かったですねー。

山崎の1回で終わるギャグ回にはハズレがないです。

姉が実は悪者ってのも予想を裏切ってくれましたし、

その後にしっかりと制裁を受ける展開も胸がスーっとしましたよ。

しかしパン祭りはねーよ(笑)

空知先生、もしかしてランカリーパンみたいにコラボ狙ってる?(ないない)


ぬらりひょんの孫

鳥居からチラ見する千手観音がシュールすぎますww

しかし能力はすこぶる凶悪。

数多ある手を同じく大量に配置された鳥居から自由自在に繰り出し、なおかつ相手の身体すら引きづり込めるというもの。

普通なら腕が多くあっても、いっぺんに殴ったり、首のロックを外されないように固定したりする程度でしたが、これは画期的。

触手に負けず劣らずな同人ネタにもなりそうですね。

今週の感想では、藍本先生一人でジャンプのお色気枠を支えていると書いていますが、

読み直してみれば鳥居の柱が股間にあたって頬を染めたり、服を破いて露出を増やしたりと椎橋先生もなかなか。

それに加えて脚を斬る、首を斬る、手を噛み砕く、終いには涙を流させるという久保先生もビックリのリョナっぷりですよ。

そっち系の属性がある人はなんていうか・・・その・・・下品なんですが・・・フフ・・・(ry

 

あと黒田坊が助けにはきましたが、あくまで助言程度であり、敵を攻略するのは淡島本人のようです。

考えてみれば彼女の能力はまだ披露されていませんでしたね。

しかし手にしたのが黒田坊の壊れた得物というのは一体・・・。


トリコ

おおー、ワタシの予想は大外れでしたね。

外した後に対処するのではなく、すでに外されても問題が無いように施されていたとは。

そんなボギーなら真マッハ突きとかも楽々打てそうです。

腕が爆ぜても、肉を食えば治りそうな世界ですし(笑)

ところがどっこいボギーの能力は柳のように鎌と分銅。

自身の鞭のような腕を鎖がわりに攻撃を繰り出します。

 

滅多打ちにされる滝丸ですが、バトル漫画のお約束、塵も積もれば山となる作戦で活路を見出し、

ボギーに致命傷になるかという一撃を喰らわせます。

愛丸も回想ながら登場しますが、女性ではなく男性でしたね。

身体に巻いてる包帯は以前滝丸が言っていた病気と関係があるのかな?

展開的には次号で決着が着きそうですが、読みごたえもあり、なおかつ変にダレつかず、いいぐあいのペースですね。


HUNTER×HUNTER

捕まっていた人間は残念ながらやはりパームでした。

姿は大きくは変わっていないものの、彼女の能力を反映してか、

額には大きな水晶のようなもの、四肢には人魚のような鱗やヒレが。

遭遇したのはキルアでしたが、メンバーの中では冷静なキルアですら大きく動揺していますね。

なんとか平静を保ち、彼女の記憶は変えられたのか、心は変えられたのかと模索。

どうやら記憶は変えられていないようで、キルアもゴンのことも覚えています。

しかし、心に関してはどうにも曖昧です。

曖昧と言うのは、以前からパームは普通にキルアのことを殺そうとしていましたからね(笑)

今回の殺意も王や護衛軍を護るという立場からではなく、普通にムカつくから殺そうとしている可能性も。

 

あと彼女の能力は生まれ変わり、特徴的な長い黒髪を纏って戦うインファイターに。

もともと彼女は強化系の能力者ですから、相性的にはすごくいいんでしょう。

ところで能力名「暗黒の鬼婦神」(ブラックウィドウ)のせいで、彼女の声が勝手に柚木涼香さんで脳内再生されました。

ジャンプなら武装錬金の斗貴子さんとかNARUTOの山中いのとかですね。


ヘタッピマンガ研究所R

なんとまさかまさかの冨樫先生がゲスト出演!!!

最初の村田先生のアップでのセリフが

「H×Hが連載再開ですか!?」

という風に一瞬見えてしまいました(笑)

 

非常に興味深い内容ばかりで、ワタシもH×Hの表情に関してはすごく同意です。

特に例にあったピトーとゼノの一瞬の表情の変化によって互いの心理が伝わってくる部分は連載当時もすごいなーと思っていました。

それに冨樫先生のコマ割りって他の作家さんと比べて段違いに巧いんですよね。

キャラのナレーションに応じてあえて一枚絵を分割したり、キャラをコマから抜く場面が特に。

これは次回も楽しみですね。(それまでハンタが続いていればいいのですが)


バクマン。

今週は主に二つの話でしたね。

一つは岩瀬さんの原作をエイジが作画すること。

一つは高浜くん(とサイシュー)に対して編集長の言葉。

 

エイジ作画に関しては見事にしてやられました。

作画屋といえば現在サイコーと中井さんの二人のみ。

サイコーは論外で、中井さんが生まれ変わるか、あるいは新キャラを出すかの2択とばかり思っていたのでビックリです。

しかし考えてみればエイジの速筆は当初から分かっていたことで、

まさにその手があったか!と素直に感心してしまいましたよ。

しかし最近では週刊+週刊という作家さんは滅多に・・・というか全然見ないですね。

ライパクや金剛番長の鈴木先生は以前サンデーとウルトラジャンプの二足のワラジを履いたり、

ジャンプでは村田先生がアイシールド21とヘタッピを同時に掲載していたこともありましたが、

どちらも週刊+月刊or月イチ。

エイジも言っていますが、昭和の大作家さんは本当にすごいなー。

あとこちらの世界でいうマガジンやサンデーになるであろう他誌もしっかり読んでるエイジにはさらに好印象。

チェックとか気になるとかそういう意味じゃなくて本当に漫画が好きなんでしょうね。

 

一方サイシュー組は変わらず停滞気味。

高浜くんにいたっては編集長に担当を替えてくれと直談判。

これに対し編集長の答えは

「自分の描きたいものが描かせてもらえない。これは自分に才能が無いと自ら認めている事だ。」

「描きたいように描いたものが圧倒的に面白い少年マンガならばそれが採用される。」

「自分の作品の結果が出なかったのを編集部や担当のせいにする作家は一番愚かだと考えている。」

などなど少しキツめの言葉をかけます。

つまり要約すると、

「描きたいものが面白くないから、編集がアドバイスをしている」

「描きたいものを描きたければ担当編集が口を挟めない程の傑作を描け」

「それでも結果が出ない場合、編集のせいにするな」

こんなところでしょうか。

確かに間違ったことは言っていないと思いますが、都合の良いことを言っている風にも聞こえます。

それに今週の最後に服部さんと雄二郎が

「上手くいったら手柄は半々な・・・」

と話していて、ヒットすれば編集部の手柄なのかと、印象が少し悪いです。

お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの。

ちょっとしたジャイアニズムを感じます。

今回で港浦さんが反省して、ギャグ信仰を弛めてくれればまだマシなのですが、

これで港浦さんが増長するようでは編集長もダメ上司のレッテルを貼られそうです。


保健室の死神

ハデス先生のショートコントみたいなセット技術は凄いですね。

なんだか夏には海の家ならぬ海の保健室を建ててしまいそう。

 

今週は美人教師才崎美徳先生が登場!

ボンキュボンなスタイルも抜群の方で、基本出てくる女性キャラは未成年+ロリ校長の保健室の死神では貴重な存在です。

先週は精神的なエロスでしたが、今週はストレートに生足包帯スパッツというハットトリック。(おまけにコマぶち抜き)

なんていうか、5重のリングを支えるジェロニモみたいに、ジャンプのお色気枠をすべて担っている印象の藍本先生。

 

先週の予告では本好くんネタっぽくありましたが、美っちゃん像を作るというあいかわらずの美っちゃんLOVEを披露。

なんか自宅の部屋には美っちゃん専用部屋(オリジナルフィギュアとか写真とか飾ってる)がありそうなぐらい・・・。

ここまできたら病魔とか関係なく普通に病気だよ・・・。

さて、そんな美っちゃん像が巨大化&動き出し、逃げる4人。

三人背負ってゲレンデを滑走する藤くんの「3人はキツい」発言は幽白の蔵馬を思い出しました。

 

そして次号はお風呂のぞき回か!?

ここからさらにギアを上げて爆走するのも手ですね。

お色気枠の話が出ましたが、ライバルらしいライバルがいない今、

アンケは集中する可能性もありますし、かなりいいタイミングなんじゃないでしょうか。


ねこわっぱ!

あれ?けっこう好きな作品だったのに、ここ2週ぐらいあまり面白くないぞ・・・。

順位がブービー、ラストときているので無意識の内に「面白くない作品」というすり込みが働いているのかな・・・。

せっかく神様がたくさんいるのに、新キャラはほとんど蛇沼しか出ていないので少し物足りないです。

あとポイント制は分かりやすいものの、しかしどこかくどいと言うか、普通に一番にゴールでもいいのになぁ・・・。

 

ただ、キビマロとマンゲツちゃんの小競り合いはなんだか和んでいいですね。

ハムス田さんもただのハムスターじゃなくて、単に無視してたとか超外道(笑)

 

展開的には次週、みんなで力を合わせてカラクリを倒す・・・と予想。

ちょっとベタすぎるかもしれませんが、タマもフラグ立ててますしね。

 

ジャンプ感想サイト 更新チェック(byすきまさがしさん)

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