今回の感想はジャンプもSQ19も「普通」という印象が強く、感想もあまりノリが良くなれず、
こち亀から後ろの作品の方が面白く感じてしまったり、いわゆる世間とのギャップを感じてしまいました。
最近のギャグ読切の中では最も面白く、できれば連載して欲しい作品でしたので嬉しいですね。
いきなりNARUTOとカブらせ、アンパンマンっぽいキャラを登場させるとは良い度胸しています(笑)
他にもギョウチュウ検査のマークがメルヘン人とかピンポイントにネタを仕込みすぎです。
おまけにそのメルヘン人の肛門がすごいことになってるしw
擦り剥いたおじさんのポーズがやたらムカつくし。
全体的にどこかネウロのブラックユーモアを髣髴とさせます。
良質なギャグもまんべんなく配置されていて非常に読み易かったですし、
主人公が童話や昔話といったメルヘン能力を使えるのも話の幅がグンと広がるでしょうし、どれだけ弾があるのか楽しみ。
なるほど。サムイが吸い込まれた理由は沈黙を続けたことが原因ですか。
その一定時間の定数がよく分かりませんが、普通はしゃべらなければ良いと考えるものですし、これは納得。
一方、海藤の禁句と同じく「だるい」というキーワードを意図した意味を持たさず口にさせる件は少し違和感がありましたね。
逆に冨樫先生の「あつい」を「あ、ついでに~」と引っ掛ける自然さが凄いと思いました。
岸本先生も一生懸命考えたのでしょうが、「類似品」ってのがちょっと不味かったんじゃないでしょうか。
しかし、途中でキーワードが変わるという流れはなかなか面白いです。
確かに読者としては雷影の無茶っぷりに色々と謝っている場面が多かったのを覚えています。
二つのキーワードをほぼ均等に言い続けるというのもなかなか強引ではありますが、そこは漫画ですしね。
七峰くんが順調に悪役になっていますねー。
ただ、それに比例して善く見えるのはサイシューじゃなくて平丸さんなんだよなー(笑)
平丸さんの勘違い&空回りっぷりが見てて和みます。
妄想の中の悪蒼樹さんも新鮮ですね。
最後には自分たちの作品で潰すと宣戦布告のサイシュー。
ここで難しいのが、これは単純なバトルじゃなくて、あくまで個人(団体)の結果から勝敗が導き出されることでしょう。
スポーツに例えるならサッカーやバスケで勝つのと、ゴルフで勝つことの違いに近いかと。
もちろん途中の順位や作品の上手さなどでプレッシャーをかけることは出来ますから、そのあたりがポイントか。
「亜城木が勝つ」と言うよりも「七峰が自滅する」という展開になるんじゃないかと思いますが、なるべく亜城木が気持ち良く勝つのを希望します。
小松の発言に対し、ゼブラはお咎め無し。
ゼブラは何より嘘をつかれることが嫌いのようです。
ぬら孫の竜二とは相性悪そうだなー(笑)
ところでゼブラの報酬とは何でしょうかね。
やはり小松に料理を作ってもらうことかな?
貯水ラクダとワインキャメルは別の方がそれぞれ考えた動物。
方や日本語、方や英語というミスマッチさがいい味出してます。
ところでわき腹の蛇口は手術か何かで取り付けたのか、それとも元からついているのか。
普通なら前者と思いますが、トリコが「希少種」という言葉を使っているので後者の可能性も。
なにこの某キリストみたいなキャラ(笑)
眠そうな眼にギザ歯がとってもキュートです。
この作品ってアルみたいなぶっ飛んだキャラを出したり、キャラクターは結構印象に残りますよね。
「誰にも気付かれず 誰にも理解されず それでも戦い続ける自分のことが好きだった」
「だけど やっぱいいもんだな みんなに応援されてみんなに感謝されるって」
ここはちょっとウルっときました。
人に認識されてもらえない、されても忘れ去られる能力は、異常性と言うよりも過負荷に近いですよね。
よくこんな能力を持ちながら立派な生徒会長になれたもんです。
経一の秘密兵器は「魔煙草(エビル・シガレット)」。
どうやら過去に封印した病魔を使えるというわけではなく、あくまで経一の肉体強化のみのようです。
長所が愚直の経一らしい能力ですが、面白みには欠けます。
「どんなワケわかんねー力が目の前にたちふさがろうと圧倒的パワーでねじ伏せるための能力!!」
と経一は言っていますが、バトルのお約束ではそれこそワケのわからない力によってあっさり封じられてしまうのがパワー系の宿命。
せめて発動中は相手からの精神攻撃は無効化ぐらいのオプションがついていないと。
でもそうなってしまうと特殊能力主体のこの漫画だとパワーバランスが崩れてしまうので難しいところです。
一方プラグマの能力は説明されてもいまひとつ理解し切れないものが・・・。
具現化した紙幣の金額分、運が良くなって、その状態で得をすれば運の残高が増えていく。
運が良い状況でありながら得をしなかった、あるいは損をすると先払いした分、払い損になる。
発動中は動けば普通は得をするものですが、それを上回る不幸(この場合は経一)があると大損というわけですか。
う~ん、やはり難しい。
いやー、竜二のサドっぷりが素敵ですわ。
詰め将棋と言うか、ピタゴラスイッチと言うか、刃牙のゲバルみたいに相手の行動を一本に限定してる時点で竜二の完勝。
直接トドメを刺したゆらでさえ、ほとんど道具みたいな扱いですよ。
さて百物語組は園潮師匠と柳田なるキャラが登場。
どうやら彼らが百物語組の妖怪を産み出す素となる怪談を創っているようですね。
怪談が先か、妖怪が先か。鶏と卵みたいなものでしょうか。
でも怪談をするだけで妖怪が生まれるなら稲川淳二さんは凄腕の妖怪産みになってしまいますからね。
怪談+αとなる何かが必要になってくるのかもしれません。
う~ん、掲載順位が芳しくないですねー。
内容もほぼバトルでストーリー的にはあまり進んでいない印象です。
クマ(?)が友好的に見えて実は椎名たちを拉致する展開は意外でしたが。
ただのとんでもサッカーかと思いきや、チームメイトの成長物語になったり、意外と面白かったこの作品。
最後には主人公自身が桁外れに成長して終わるという、何ともダイナミックな打ち切りでした。
次回作に期待したいですが、ひとまずは神海先生、お疲れ様でした、
貧乏神が!も増刊号の表紙を飾るようになるとは出世しましたねー。
アニメ化こそ青の祓魔師に先を譲りましたが、いずれはこの作品もアニメ化しそうですね。
番外編では思いのほかヴェルチンが大きく描かれていて笑いました。
アグリッパでの紅葉はかなり小さいのに。
あと創刊号からの連載組の内、地球侵略!コルレオニス、喜劇のヒロイン、若きウツマルの悩みが終了。
そして今回からドットインベーダーが新連載。
前号では「僕は友達が少ない」が始まっていますし、必然的に連載陣を切るか、読切枠を削るかになりますね。
前号は新人読切が6作程掲載していたのに対して、今回は5作でなおかつ2作がギャグ、さらに内1つは4コマ。
今回は読切枠を削ったと考えていいでしょう。
次号はまた読切が多目になるのかそれとも連載が来るか。
個人的には葛四の木下先生やアイレボの竹村先生の新作を読みたいところなのですが・・・。
SQから出張してきた番外編が冒頭から3作品続き、なおかつ読者サービスよりだったのは嬉しいやら悲しいやら。
地味にデスノパロをしているロザバンには笑いましたがw
サッカー関係ねぇ!
でもあいかわらず青春してて爽やかな読後感がありますね。
あくまでサッカーは舞台の一部であり、物語そのものは青春群像劇というのがウケている要因なのかもしれません。
しかしそれも同じように続くと飽きられてしまうでしょうし、もう少し捻った内容が読んでみたいかも。
シリアスとコメディの絶妙なバランスが面白かったのですが、今回で最終回。
駆け落ちした長兄が一度も出てこなかったのは作者としても長期連載用だったのかもしれませんね。
ただ、最終回でありながらジャンプのように後方に掲載ってわけではなく、むしろ連載陣では2番目という高順位。
一概にSQ19では人気順で掲載とはならないのかもしれませんが、終了の理由が何ともはっきりしませんね。
月を貫通させて、ラストにドーナツとかけてくるラストはなるほどと思いつつ、無茶苦茶だなとも思ったり(笑)
世の男子にトラウマを植えつけた読切が新連載になって帰ってきた!!
・・・とは言うものの前回の読切とはガラリと変え、ヒロインが彼氏持ちという設定は無しに。
おまけにお色気要員の宇宙人が追加と良くも悪くも丸くなった印象。
あの微妙に鬱気味な内容が印象深かっただけに、何だか普通の漫画になってしまったのではないかと不安が。
おお!河下先生の復活は嬉しいですねー。
そして河下先生の乳首券発行!・・・とはならず、微妙にトーンが見えるか見えないかのギリギリ。
となると、矢吹先生のはやはりR-18だったのか・・・。
あと百合作品がプラトニックであるべきという考えは至極同意。
そのあたりは百合姫もつぼみも分かってますよね。
ところで少女漫画家と百合漫画家が来たからには次回あたりで満を持してBL作家を登場させて欲しいですねー。
もともと河下先生はその畑からの出身ですし、ご自身の考えを投影させるキャラを是非読んでみたい。
3ヶ月で絵柄が随分変わりましたね。
でもこの特徴的なタッチも結構好きかも。
個性的なヒロインが繰り広げるギャグも連載当時から好きでしたが、この作品も今回で最終回。
どこか違う雑誌で作品を読めるようになれば嬉しいですね。
改めて帝一の國という作品はシリアスギャグなんだなーと思いました。
サングラスを腹に突き立てたり、悟ったように安らかな顔とか。
なにより父親のあやとりの部分で爆笑しましたw 結構お茶目だな、この親父。
しかし、ラストには大鷹弾が海帝のおかしさについて軽く言及。
もしかすると何かがきっかけでガラリと展開が変わるのではないかという予感がしてきました。
女の子も可愛いですし、バトルシーン、ロボット描写も平均以上となかなか好印象です。
5人の最強改造人間という設定から連載向けにも思いますね。
脇役と言われる主人公ポジションのニコルの技術がそこまで桁外れではないのはページが足りなかったからかな?
それともジョイアの力を引き立たせるためにあえて文字通り脇役に徹したからか。
実はニコルがジョイアたち5人を造り出した科学者たちの一人なんて設定でも面白かったかも。
戦争について語る街の人々を見るニコルを見るとそんな気がしてなりません。
義肢について夢を語るシーンも戦争によって傷ついた人々へのせめてもの罪滅ぼしとも取れます。
まぁここで何と言おうが想像の域を出ないんですけどね。
ユリアクスと名乗る老人が、せいぜいローマのスパイか何かと思ったら総司令官のあのカエサルとは予想外。
最後の赤い(と思われる)マントを羽織るシーンはオッサンなのにカッコいいと思いました。
こういうカッコいいオッサンがいる作品って珍しいですよね。
「オマエさんらに殺せるかい?俺なら殺せねェなァ!!」
と言いつつも戦争になれば彼らを殺さなければならない立場。
ヴェルチンも彼に対して何か思うところはあったようですが、さすがにカエサルとは気付いていないでしょうね。
戦場で、あるいは戦後に再び会うことがあればどうなるのか興味深いところです。
そしてお約束になりつつある見開きでの殺害シーン。
普通はゾッとしたり、スカッとしたりするんでしょうが、ゴバンニティオのあまりに見事な前振りっぷりに笑ってしまいました。
う~ん、ツッコミ不在のせいかそこまで面白くはなかったかなー。
地獄のミサワでもツッコミ不在の回はありますが、あれはあれで作品になっているんですよね。
この作品は実況が説明してしまっているのでなんとも言えない微妙な感じ。
WJのメルヘンはボケとツッコミがしっかりしているので、その差が如実に感じられました。
狙った萌えと科学うんちくがこの作品の見所ですよね。
女の子同士がキスしているのに全然百合っぽくないのもベネ。
水が張り付くエピソードは以前飛び出せ科学君を観ていたので理解し易かったです。
え!?ミケって男なの!?
三毛猫の猫又かと思っていたので女なのかと思ったら、男で驚き。
でも三毛猫のオスの希少性を考えればあえて男でもいいかなーと思ったら、実はキツネ。
何だか話の内容以上にミケの身上で混乱してしまいました。
コックリさんとキツネで夜明けのすばるともロザバン番外編ともカブっちゃってます。
編集部はもうちょっと考えて作品構成をして欲しいものですが、あえて狙ってのことなのでしょうか?
読み進めていくといなり寿司でもカブってるし、ちょっと可哀想になってくるレベルです。
姉の妹好きや貧乳ネタも悪くはないのですが、前述の要素がチラついて素直に楽しめなかったのが残念。
今回のSQ19の読切陣は前号が当たりだったせいか、面白かったのはフィフスドーンだけでしたね。
それでいて前号から40ページ減で値段は据え置きですから、正直に言うとハズレ号と言わざるを得ないかも。
5月発売の次号に期待したいと思います。
ジャンプ感想サイト 更新チェック(byすきまさがしさん)