増刊号が今週は多かったせいか、37号感想は後半で失速してしまいました。
やっぱり一護が泣いたことに対してツッコミは入れちゃうのね。
こういうシリアスな場面でいきなりコメディチックになるところも久保先生らしくてワタシは好きです。
そしてついに死神勢が一斉に登場!
てっきりルキア一人かと思っていただけに、これは盛り上がりますね。
みんなの霊圧を込めて一護の霊圧を取り戻す。
まるでキン肉マンのジェロニモを復活させようとする場面を彷彿とさせます。
ジェロニモは人間なので無理でしたが、一護は真血だから(?)大丈夫でした。
あと結局、恋次や一角は卍解は出来ても隊長には就任していないみたいです。
ようやく麦わら一味の新技お披露目となりました。
ブルックは音楽による催眠術のようなもので敵を縛り斬りつける。
ゾロは斬撃そのものを竜巻にして遠距離&大人数に対して有効な技を。
サンジはCP9の六式・月歩をマスターし、空中でもあの熱い蹴りを習得。
ロビンは巨大な美脚を作って雑魚を一掃。
どれも人外と言ってもいい程のレベルにパワーアップしています。
サンジの月歩は過去にCP9が使っていたので納得ですが、空中の摩擦熱でどうやってあそこまで脚を熱せられるんでしょう?
他のメンバーは乗り物に乗っているので、目立った活躍は無し。
フランキーが開発したという意味では、彼が一番貢献度が高いかな?
いやー、イタチが実に頼りになりますね。
もちろんキラービーも頼りにはなりますが、それとはまた違った静かな感じが良いです。
長門の攻略に封印と全部やっちゃいましたよ。
でもこれも長くは続かないだろうなー。
あと最後の長門の理論では、2部作目が駄作になるとのことですが、
イメージとしては1部がそこそこ面白く、2部で最高潮を迎えて、3部で失速する感じ。
あくまで映画のイメージだけですけどね。
もちろんナルトが駄作って意味でも無いですよ。
これまたキン肉マンの例えになってしまいますが、単純な数字の理論で強力な必殺技を放つ部分がウォーズマン理論を思い出しますね。
でも小学生ぐらいだとこういうのがわくわくして面白いんだろうなー。
ちょうど小学生低学年なら二桁の掛け算ぐらいを覚えるころでしょうし。
18+18で36になって、36×30で1080連釘パンチ相当の破壊力なの!?スゲー!!ってな具合に。
あと今週のサニーがトリコの美食屋としてのセンスに嫉妬するシーンは、
以前フグ鯨を捕まえる際にココが見せた消命の技術をすぐにマスターした話を思い出しますね。
あの時もココはトリコのセンスを絶賛していましたし、やはりそこは主人公ですから、これぐらいのことはしてもらわないといけません。
逆に言えば、基本技術の習得・吸収はトリコが上でも、対生物戦で強さを発揮するココ、サニーゾーンを有するサニー、ゼブラの破壊力やソナー能力など、
特殊能力的にはまだまだ他の四天王のほうが上かな。
トリコの優れている嗅覚はバトル漫画的に活かしにくい五感なのかもしれません。
ワタシ自身が無知なのですが、実際にこういう会社ってあるんですかね?
七峰くんの場合は最初の資金や、採算度外視で亜城木に勝ちたいという目的があるから可能なだけなのかも。
そして予想通りマイナスイメージとして七峰くんが描かれているのがちょっと可哀想に思えてきました。
でもよく考えればこれで大成功となってしまったら現実にそういう会社が無いことで説得力が無くなってしまいますから、
七峰くんが敗北するという結果は変えられないのかもしれません。(なので本当にこんな会社があるのか無いのか知りたいのですが)
1話で一気に助けてしまうとはテンポが早いですねー。
埋まっているめぐる(のR1)を掘り出して、彼女(のR1)のバッテリーを取り外そうとするシーンがロボットなのにやたらエロい。
カラー表紙のフィーフィーも艶っぽいですし、意外とこの作品は侮れませんね。
解放されるための条件が難しくなってきていますね。
そうかと思えば早くも咲に姿を見られるという急展開。
予告では歴史的言い訳とありますが、一応真相はバレずに済むのでしょうか。
最初の2ページは西尾先生流のバトル漫画への皮肉?
そして魔法少女ネタまで組み込み読んでるこちらが恥ずかしくなってきますね(笑)
最後に登場する委員長は美化委員長の廻栖野うずめ。
美化委員長=掃除=ほうき=魔女、という連想ゲームが面白いですね。
そして試験は悪魔の証明。
だからこそ与次郎ちゃんの出番というわけですが、道に迷ってしまいましたか…。
どういう答えで突破するのか実に楽しみですね。
こういうとんちの効いた話は、本来なら花咲一休が十八番なのでしょうが、残念ながらめだかボックスのほうがワクワクしてしまいます。
うわぁ…ウェルフィンさん食べられちゃうの?
やはりHUNTER×HUNTERは他の作品に比べて緊張感が段違いですね。
そして、以前王がプフのスピリチュアルメッセージの片鱗を見せていましたが、やはり能力を獲得できるようです。
王の実力を考えれば戦闘能力に関する念能力はほとんど必要なさそうですが、ウェルフィンやメレオロンのような特殊な能力は結構重要かも。
あと前回パームは王が死ぬと確信していましたが、今回の円再発動でどう考えが変わるのか。
彼女は王がプフとゲームをしていることを知らなかったので円が出来ない、または追ってこない=王の体調が悪くなっていると勘違いしていると思われますから。
久しぶりに椎橋先生のリョナ属性が顔を見せました。
アゴを持たれた毛倡妓のエロイことエロイこと。
しかし真面目な話をすると相手に化ける能力は少々厄介ですね。
ただでさえ追われる身である奴良組が人間、百物語組、さらには同じ奴良組をも警戒しなければならない事態に。
先週も言いましたが、竜二との化かし合いになれば本当に面白そうなんですけどねー。
半年振りの19感想ですね。
読む事そのものは3ヶ月ぶりですが、季刊なのがもったいないぐらい面白い…と思いますけど、季刊だからこそクォリティが高かったり、おあずけの期間の分、面白さが増しているのかも、と思ったり。
助野先生の新作読切。
以前から他誌に貧乏神の番外編を描いたり、昔は2話掲載があったりと筆の早い印象ではありましたが、
ここ最近は全くの新作読切が続いていますね。
さて、ストーリーは悪魔に見初められ力を手に入れた子供をダゴンと呼び、
ラドはそんな子供たちを救い、学校を作るというファンタジー色の強い内容です。
ファンタジーバトルの王道すぎるストーリーと内容に少々期待ハズレ感はあるものの、第1話はどうしても似たり寄ったりになってしまうもの。
この系統の作品はむしろ仲間や敵が増えて、能力者の個性が分化した時に一気に面白くなると思いますね。
ラドのキャラは嫌いじゃないですし、頼りになる大人キャラは昨今のジャンプ作品でも希少な存在になりつつあるのでむしろ好感が持てます。
しかし、能力がバリア(?)と鉄拳制裁だけというのは主人公としてちょっと地味すぎるかな。
あとヴィヴィが冒頭で普通に人を殺しているんですけど、これは水に流しちゃうのでしょうか?
それともビンクスが目をつぶっているのか。
いずれ子供を集めている行為そのものが戦力の集中ということで国と対立しそうですが、今後の展開(人気)次第ですかね。
お世辞にも超がつくほど面白いと言える作品ではなありませんが、
上野先生って本当に野球が好きなんだなーという心意気が伝わりますね。
現在のジャンプでは絶滅しかけな野球漫画ということで応援したいという気持ちが強いです。
あと以前連載していた1/11にも言えることですが、基本的に技術や必殺技云々の前に、まず人間ドラマが先に来るんですね。
ご都合主義が垣間見れて、ちょっとどうかとも思いましたが、デビュー前なら仕方がないかなと納得。
脱落した生徒たちがほのぼのと食事をしたり、普通の合宿を満喫しているのが面白いですね。
緊張感溢れるサバイバルゲームですけど、そこはやっぱり学校行事なのか。
弾の身体能力は氷室先輩を凌駕するもので、先輩本人もそれを認めるほど。
ただ、弾と氷室先輩の能力差についてはそれほど興味は無く、
氷室先輩の人間としての器の大きさが気になります。
姑息な手を良しとせず帝一を助ける一方で、弾に撃たれた際の怒りっぷり。
キャラがブレてるとまでは言いませんが、氷室先輩という人物が、
大物になるか、小物になるか、振り子のように揺れている印象を受けました。
後半では帝一が般若の面で弾を銃殺(笑)
帝一らしからぬ暴走に驚きましたが、彼にも野心以外の嫉妬心がちゃんとある事に少し親近感が湧きました。
続きがすごく気になる終わり方なんですが、続きは3ヶ月先なんですよねー。残念。
以前の感想でエロ、百合ときたからには次はBLだろうと予想(希望)しましたが、ちょっと毛色が違いましたね(笑)
まさか擬虫化漫画とは斜め上過ぎますよ。
でも佐治さんは眼鏡、巨乳、天然とスタンダードながら安定したキャラクターで大満足。
彼女は同人作家ということで、プロを目指しているわけではないようですが、実力的には他の2人と同じぐらいなのかな?
3人でサークルを作っていきなりコミケに行くテンポの良さは季刊誌掲載ならではでしょうか。
あと発売直前にコミケが開催されていたことも話を絡ませるのに都合が良かったのでしょうね。
今後の展開としては3人をメインに据えて冬コミに向けて頑張って欲しいのですが、
河下先生の巻末コメントがちょっと気になるかな…。
そこはもう別雑誌で、それこそBLでも何でも描いていいですから、この作品は今後も女の子だけでのんびり描いて欲しいなー。
一部、ある先入観が邪魔でしたが、実際に読んでみると面白かったです。
ただし、バクマン。もそうですが、作中作は登場人物に面白いと言わせないと面白さが伝わらないのがネックですね。
おまけにバクマン。とは違って今回はアニメですから声もイメージしなければならないという難しさ。
逆に言えば先述の先入観のおかげで脳内再生はし易かったかったかもしれませんね。
アニメーション製作部という設定は、強引に連想するとワンピースのようでもあります。
仲間を集めて、それぞれの得意分野で活躍するというあたりが。(もっとコアな例を挙げるとアイアンリーガーが適切ですけど)
漫研から人物画、美術部から背景画、となれば次回作があればブラスバンド部から音楽の引き抜きか?
1話完結ではなく、続きが気になる作品だと思いました。
以前のSQ19を読み直していると、ついついこの作品をじっくり読み直してしまうことに気付きました。
SQ19の作品は大抵大増ページで続きものだったり、読切だったりとするので、
この作品ならばどの話から読んでも良く、ページ数もちょうど良いので、読み直すには最適なんでしょうね。
さて話はそれましたが今回はフンコロガシのしゃんぺいとトンボのキヌちゃんの恋物語。
しゃんぺいの気持ちは悲しいぐらいによく分かるなー。
そしてキヌちゃんもすごく良い子で本当にうらやましいカップルです。
トンボの眼鏡っ娘であるキヌちゃんが眼鏡を外すと美人というド定番でありながらも、お約束を守る尾玉なみえ先生も素敵です。
後半はあいかわらず最低なモンローちゃんの話。
過去話を読み直して改めて思いましたが、彼女は逆に最低な虫ですね(笑)
ミツバチのハナが綺麗になれば貶し、ナナフシさん、カゲロウさんと、彼女が関わることで多くのオスが死んでます。
今回のセミも例外ではなく、おならの音を隠すために歌わせるという残虐性。
そろそろ天罰の一つや二つ下って欲しいものです。
最近流行りのカードゲームと魔法少女を掛け合わせた作品ですが、その内容は実に馬鹿。
清清しいほどに馬鹿な漫画です。
だがそれがいい。
こういう作品を求めていたんですよ。
さすがに今回も読切で終わりそうですが、この2人の作品は今後も定期的に読んでみたいです。
ところどころで出てくるジョジョパロやシグルイパロも思わずニヤリとしてしまいますね。
多分魔女を全て召喚するするシーンもジョナサンがディオを殴る時の台詞のパロかと思われます。
ところで、大胆なコマ割演出、特徴的なキャラ造詣、女の子のドアップなど、
ねじまきカギューの中山敦支先生に作画が似ているなーと思っていたら、作者紹介ページを見て納得。
無駄にお兄ちゃんが翼くんチックだったのは何だったんだ(笑)
ヒロインは可愛いくないのですが、ほんのちょっぴりだけ手塚キャラの片鱗を含んでいて化けそう…でも化けないと思う。
時期が時期だけにコミケ(あるいはそのパロ)ネタが多いですなー。
今年の夏、去年の冬も行けなかったので今年の冬にはもう一度行ってみたいかなー。
さて、オタク少女とスポーツ青年の恋愛物語ですが、
一般的なイメージとしてオタクな女の子は控えめだったり地味だったりするものの、
四ツ谷さんは性格的にはその真逆なところが新鮮ですね。
でも実際に付き合うとなると、ここまでわがままな女の子はちょっとキツいかなー。
バスケ部は他のレギュラー、特にキャプテンの南方さんがカッコいい!
でも冷静に考えると高校生五人とプロ級一人とで勝負して互角になるって凄くないですか?
それとも5人が空気を読んであえて手加減してたのかしら?
一瞬ギャグ漫画と気付かなかったぐらいに画力は結構高め。
だからこそ前フリや擬人化ネタのレベルも高くなっているように思いました。
バクマン理論とは少し異なりますが、画力が高いとシュールネタが際立ちますね。
新井理恵先生の×-ペケ-を思い出しますが、SQで連載中のミサワは簡単な絵でシュールを売りにしています。
シュールな笑いとは奥が深い…。
黒沢以外あまり笑えなかったのが正直な感想。
逆に黒沢はかなりツボに入りました。
お約束である見開きの残虐シーンは、いつもは敵だったり悪人だったりするのですが、
今回はなんとヴェルカッシの右目を抉り取るというもの。
自分も内心ではルクテリウスと同じで、何かしらの救済策があるのだろうと思っていましたが、
まさか本当に自らの手で眼を抉るとは思いもよらず、ヴェルカッシの思惑通り、
私自身もこの作品を以前にも増して畏怖するようになりました。
しかし、張本人のヴェルカッシはともかく、親友のヴェルチンがよくこの策に対して首を縦に振りましたね。
タラニスにも見えたように、今回の策で辛い思いをしたのは彼も同じことでしょう。
最後はローマ軍が山越えをしようとするところで次回へ。
カエサルやアントニウスがいい具合に人間味溢れる良キャラになっていくのが面白いと同時に、
いずれ戦う敵であることがむず痒いですね。
特にカエサルはあの有名な最期があるだけに、そこも後日談か何かで描いてくれるのか気になります。
面影は残っていますが、ずいぶん絵柄が変わりましたね。
ちなみに川村先生はひまスペの設定協力や記事の文章を書いたりもしています。
ヤドカリ彼女は個人的に当たりのラブコメだったのですが、今回はエロ方面に特化。
普通にAV上映したりしてるんですが、いくら絵柄が変わったとは言えこれは大丈夫なのか!?
手をつないで意外にもモジモジするゆみちゃんが可愛かったです。
何だコレ?
厨二病をマンガに、ということは分かりましたが、それ以外はあまりよく分かりませんでした。
良かったところを上げるとすれば
「サブカルにはまろーがキャラになりきろーが大いに結構!
だがこっちにそれを押しつけんな!迷惑だ!
それから!全員がマイナー趣味に走ってる現実を見ろ!
他人との差別化図ったつもりだろーが…
メジャーとマイナーが逆転して結局メジャーに埋もれてんじゃねえか」
この言葉は思っててもなかなか言えないことですよね。
ワタシもお薦め程度ならば聞き入れますが、押しつけられるのは大嫌いなので凄く共感できました。
作中作ならぬ作中作の中の人という混乱しそうな設定ですが、簡単に言うとトイストーリーみたいな話。
設定はなかなか面白く、少女マンガと少年マンガのお約束、あるいはイメージが固定化されたベタなネタを、
無理矢理融合させることによって生まれる化学反応のような笑いが起きていますね。
花柄のフンドシや汚い豚、ヒロインがいつのまにか残虐超人になっていく流れが面白かったです。
あと、海砂利水魚の上田さんに勝るとも劣らないヒロインの例えツッコミに目を見張りました。
地底人が穴に詰まっているシーンで笑いましたが、それ以外は特に…。
この作品は単なる百合萌え作品じゃなくて、ところどころで挟まれる教養的解説が良いスパイスになってますよね。
自分もてっきり摩擦熱で高温になるのかと思っていました。
それでいてフィクションらしいオーバーテクノロジーな展開も夢が広がるじゃないですか。
無論ワタシは例え実用出来るレベルになっても宇宙からのスカイダイビングはゴメンですが。
感想は控えさせて頂きます。(一応新作読切なので忘れていないという意味でタイトルだけ記載)
今回のSQ19ではギャグ漫画の読切がかなり多い印象でしたが、やはりギャグとは言え画力が高いに越したことは無いなと思いました。
画力が高い低いとなると話は違うかもしれませんが、読み易いかどうかという話。
こう言っては失礼かもしれませんが、現在ならミサワ、過去ならうすた作品など、
それらは画力が高いというわけではないと思いますが、シンプルで読み易いとは言えます。
ギャグ漫画だからと言ってネタさえ良ければ良いのではなく、もっと読み易い絵柄にして欲しいですね。
そのほうがネタそのものも引き立つと思うのですが。
今回のNEXT!はゲスト作家(連載経験作家)さんが3人ともワタシが好きだった人ばかりなので、発売前から期待に胸膨らませていました。
逆に袋とじはそこまで印象的な作品が無かったので少々残念だったかもしれません。
最近の新人作品でお気に入りが少ないのが原因でしょうかね。
今回は初の試みとして生意気にも点数をつけてみようかと思います。
5段階評価としまして、
5…このまま連載にして欲しいぐらい高評価。
4…面白いけど改良する余地はあり。
3…可も無く不可も無く、このままで連載は難しいかも。
2…光るものは有り、別の読切に挑戦して欲しい。
1…残念ながら自分との相性が悪かった作品。
以上の判断でやってみます。
説明の必要は無いかと思いますが、逢魔ヶ刻動物園の堀越先生の新作読切ですね。
第一印象としては主人公のバルジと逢魔ヶ刻動物園の椎名のキャラが似ている点が気になりました。
内面的には破天荒な少年っぽさと、外見的には目付きの悪い大きな眼など。
逆に宇宙鯨のティアマトは宇宙船兼保護者と言う斬新な設定が面白く、
無鉄砲なバルジがティアマトの言うことにはちゃんと従うのが妙にほんわかして良かったです。
ヒロインのティコは、今までの堀越作品にはいなかった感じで、華ちゃんが健康的なエロスならば、彼女はバトルヒロイン系のギャップが可愛いですね。
例えるなら武装錬金の斗貴子さんとか、DBのビーデルとか、普段は気を張ってるけど、ちょっとした拍子に可愛い一面を見せるタイプ。
ストーリーはSF宇宙モノで、主人公のバルジが生まれ故郷を探す旅を続ける物語。
意外と宇宙モノは珍しく、現在のジャンプで関連付けられそうなのはST&RS、銀魂の2つ。
ST&RSはリアルに近い宇宙モノ、銀魂の場合はあくまで設定に絡んでいるのみで要素は薄く、
もしこの作品が連載となっても票を食い合うようなことは少ないでしょう。
バルジの能力はブラックホールで全てを飲み込み、また放射光によりレーザービームのような飛び道具も有しています。
ブラックホールのような吸収能力は割りとありがちですが、主人公としては珍しい能力ではないでしょうか?
理由としては、この手の能力は吸い込む、吐き出すの2択であり、あまり応用が利かないためと思われます。
吐き出すモノが放射光だけではなく、一度吸い込んだモノを吐き出せるという能力であれば、
敵の能力や周囲の環境を利用できたりと応用性が出てくるのではないかと思いますが…。(ただそれだとワンピの黒ヒゲとカブってしまいますか)
点数は4点。細かく言うと4.5点ぐらいです。
読切としてはかなり面白かったのですが、連載とするならばもう一ひねり欲しいというのが結論ですね。
絵やキャラクターのセンスは非常に優れている作家さんだと思うので、これからも期待したいと思います。
妖怪お悩み解決モノと言えばいいでしょうか。
読み易くまとまってはいるものの、勧悪懲悪的な主人公や切って張ったようなヒロインなど、個性が薄いとも言えますね。
画力も高いほうだとは思いますが、ところどころで90年代臭がするのは気のせいでしょうか?
上手く説明が出来ないのですが、天空の丸顔丸目のギャグ顔をどこかで見たような気が…。
もう一つ苦言を呈するならば相棒(?)のディロが全くと言っていいほど活躍していないのも残念。
せっかく陰陽師の家系である設定が活かされていないんですよね。
単純に封印を一時解除などのサポートをしてしまうと鬼神童子ZENKIなどとカブってしまいますから、そこは工夫して何か魅せて欲しかったです。
良かった点を上げるとすれば鬼が色によって能力が異なる点と、主人公が紫という珍しい色と能力であることでしょうか。
連載用に温存している設定でしょうが、本人は紫鬼なのに名字は赤上なのね。
点数は2点。
画力はあるのであとは面白い設定と個性あるキャラクターの開発ですね。
料理人と出前という要素を含めたアクションモノ。
色々な面で上手いと思う場面が見られましたね。
冒頭の玉ねぎのみじんぎりの伏線が敵への催涙スプレーの役割を果たしたり、暴力ではなく料理人らしく食事によって制圧したり。
あと犯人が 「伝説のデマエだ!!」 と驚くシーンが妙にシュールで面白かったです。
ただ、よく分からなかった設定もいくつかあり、犯人が仮面を被っている理由が分かりませんでした。
てっきり女性ということで人質の少女の母親で、娘に食事をさせないという行為に説教をするのかと思いましたがハズレ。
強盗犯が顔を見せるメリットは無いものの何かしら理由が欲しかったです。(改心したという描写のため?)
あと店長が猫である点も謎。
単純に“注文の多い料理店”のオマージュなのかもしれませんが、彼だけ猫の獣人である理由が分かりません。
ワタシの偏見が多分に含まれますが、猫は衛生上厨房に入れるものではないというイメージがあるのでその点も若干違和感がありました。
点数は4点。
謎は残ったものの、その他の点では十分及第点。あとは世界観をキッチリと練り上げれば連載も有りかと。
ヒーローギャグモノ。
非常に面白かったです。
やっぱりギャグ漫画はツッコミの冴えが重要ですね。
主人公のタカシはウザイ系のボケと、卑屈系ツッコミを兼ね揃え、
ヒロインのナナカワちゃんもボケとツッコミを同時にこなす上に可愛いと高評価。
実際にヒーローが来たら、いちいち帰るよりは常駐したほうが防衛上楽なのですが、そのためのリスクとコストを真面目に考えるとどうなるのか。
そもそも巨大ヒーローは巨大化するシーンも一つの見せ場なので、常時巨大なヒーローというのがそもそも常識外れという…。
そういう問題点をギャグにしているのも面白かったですし、終盤のルミちゃんがまさかの侵略宇宙人で、告白、撃沈、退治という流れが最高でした。
ルミちゃんはタカシをフッたから殺されたのではなく、侵略宇宙人だから殺されたと、クロウリーとエリアーデの理論で無理矢理正当化。
「理由の為に生きればいいじゃないですか」…って決して殺した本人が言っていい台詞じゃないですね(笑)
点数は5点。
かなり好みで、ジャガーさんが終わったジャンプにおけるうすた系ギャグの後継者になれるか?
いわゆる邪道モノと括れるジャンルでしょうか。
義賊的な行為は一切せず、本当に単純に脱獄だけを趣味としているところに筋が通っていて好感が持てますね。
ちゃんと持って行った靴にも後払いですが、代金も支払う律儀さ。
もちろん趣味で顔に泥を塗られる警察にはたまったものではありませんが。
しかし、本当に趣味だけかと言うと、実際は不可能を可能にすることは出来るという希望のようなものを町の人たちに伝える部分もあるようですね。
タチキリ刑事は悪党顔ですが、悪役でも無くチャコに味方するわけでも無く少し設定が無駄になったかなという印象。
読切の限られたページ数では難しかったかもしれませんが、彼とチャコが銭形警部とルパンのように対立する立場にありながらも、
お互いを認め合える間柄になれる第3者の共通する敵を用意して、読者の印象をガラリと変えて欲しかったですね。
点数は3点。
画力を上げて、他にも脱獄ギミックをもう少し頑張って欲しいところです。
マフィア版ぬらりひょんの孫と言ったところでしょうか。
ただし、変化するのはボスのみでインパクトとしてはちょっと弱い。
同じくマフィアの話はジャンプでもリボーンが連載されていますが、こちらはギャグ&バトルテイストですからちょっと異なりますね。
点数は2点。
画力は高いレベルにありますが、やはり問題は話の内容でしょうね。
今回の読切では連載になった場合の先の展開がちょっと見えませんでした。
特殊能力も単純に姿が変わって魂を奪うだけだと少し物足りないと感じます。
ヒロイン飛来モノ(笑)
すでにジャンルとして確立している感じすらある定番の内容ですね。
男子主人公+美少女宇宙人+地球でのいざこざ、この3つで一つの作品が出来上がってしまう流れは、
「どう作ってもうまいのだ」でお馴染みのボンカレーに通じるものがあります。
ただし、この手の作品では欠点として個性が非常に出し辛い点が挙げられるでしょう。
主人公テンカは、ありがちな喧嘩キャラでありながら一緒に食事をしたいという素朴なところが好感が持てますが、
ヒロインのリンリンは、見た目は可愛いもののそれ以外のキャラクターが薄いように思いました。
外見はあくまで基本スペック。別の武器(個性)を搭載して戦力(魅力)アップを図って欲しいですね。
点数は4点。
絵柄はどことなくですが現在の武井宏之先生を彷彿とさせ、他の女の子も是非見てみたいので、今後もラブコメ系を期待します。
スポーツ枠で野球とこれまた定番の読切。
主要人物3人に全員落ち度、と言うかストレスを感じる部分があって読後感があまり良くなかったかなぁ…。
肝心の野球シーンも変化球のフォーク1つで読切1本を魅せるのは難しいと思いましたし、
そのフォークの見開き以外のシーンもあまり迫力が無く、終始見せ場が無かったように感じました。
点数は1点。
まだまだ発展途上であり、今回唯一のスポーツ枠に無理矢理入れられた印象を受けました。
出オチよりも何よりもおしりパンチに笑ってしまいましたw
齊藤担当の言葉通り、貴様観ているな!と心の中でツッコミ。
多少食傷気味な戦国要素も含むギャグモノですが、結構笑えるところも多かったです。
個人的には「ドリブルで抜く」と「刀を抜く」の掛け言葉が特に。
あと一時期のミッチーみたいだった但野が髪を切られてから、コマに出てくる度に何かをしている仕草もツボでした。
点数は4点。
ファイナルTAKASHIには一歩劣るものの、面白かったです。
バスケにこだわらずに別のスポーツでもいけそう。
前回のウーパールーパー企画のように実際のデパートでの奮闘記をルポ漫画形式に進めていくのかと思ったら、とんでもデパートだったでござるの巻。
しかし、廃退した東京に残ったのが一つの巨大デパートで、中は無人の化け物マネキン地獄。
昨今の漫画は何かしらのパクリだ何だと文句を言われてしまうことが多いですが、そんな中こんなぶっ飛んだ発想が出来る松井先生は流石です。
松井先生独特のキャラデザセンスは健在ですが、ネウロではあくまで普通の人が豹変するというギャップと、
風刺に近い強烈な毒の効いたイラストがウケていたので、今回のように最初から異形の姿であるとその魅力は半減しているように思いますね。
一部の仮面ライダーなどに見られる一般人が変貌して怪人になるように、普通のマネキンが品物に手をかけると変身する罠という風にした方が良かったかなぁ…。
しかし、そうしてしまうと変身前がマネキンに限定されてしまい、キャラや演出の幅が狭くなってしまいますか。
他にも自律思考型のマネキンならば人間なのかマネキンなのかという疑心暗鬼な効果が出てくるので面白そうなんですが。
松井先生の十八番であるページをめくった後の衝撃シーンの演出もし易そう。
主人公と少女もどことなくネウロと弥子の関係を思い起こさせますね。
懐かしいという気持ちと共に若干のマンネリ感を抱いたのも事実。
得意なキャラクターで描くのも重要でしょうが、読者としては松井先生の新しい部分を読んでみたかったです。
個人的にはネウロの石垣と等々力さんのようなコンビがいいかな。
点数は4点。
着眼点は面白いですが、松井先生の持ち味が薄まっているような印象です。
野生のデパートや防犯装置の暴走したマネキンなどの設定は非常に良かったので、
キャラクターの改良、サスペンス要素の追加をしてみてはどうでしょうか。
日常に非日常がやってくるドラえもん形式な作品ですね。
絵柄はジャンプっぽくないのですが、味があっていい感じです。
場合によっては登場人物に個性が無いほうが逆に上手く回ることもありますが、この作品はその典型ですね。
この作品に限らないのですが、梅持のようなこの手の男は、何で相手をフる時に嘘でも優しく断らないんでしょうかね?
あんな言い方をして夏子から噂が漏れたりしたほうが印象も都合も悪くなると思うんですが。
点数は3点。
後半の展開に少々不満が残りました。憑依する前に晴一が自分の意思で動けば少しは違っていたかも。
ファンとしては実に素晴らしい最終回でした。
ハデス先生には申し訳無いですが、この作品はサブキャラクターの魅力が肝なので、
5年後のキャラをそれぞれ羅列していくだけでも非常に満足出来るんですよね。
ハデス先生は最後に生徒を助けて、出番が少ない事、それでいてビシッと決める事、2つの意味で美味しい役回りだったと思いました。
ではそれぞれのキャラについて一言ずつ感想をば。
操…順調に成長し、かなりの綺麗どころになりましたね。独特の喋り方と手袋が無ければ分からないぐらいに(笑)
頼子…今回の読切の主人公的存在。子供の中では彼女が一番変わっていません。
しおり…こちらも作中一の美人に成長と言っても過言では無いでしょう。多分アシタバ君にホの字だね。
アシタバ君…身長が伸びて大人っぽくなった事以外は特に変化無し。結局彼は一度も病魔に罹らなかったんでしょうか?
美作君…彼も多少成長しているものの大きな変化は無し。現在何をしているのかも不明なのは残念。コミックスで補完なるか?
藤君…元常伏中の中では外見も中身も成長を遂げていますね。髪が伸びてイケメン度が増し、家の事についても考えるようになりました。
真夜…長い髪を編みこみ、女の子らしい服を着てどこからどうみてもいい女になってます。元々女の子っぽい外見でしたしね。
刀哉…外見変わったなー(笑)でも中身は全然変わって無いような気がします。
龍黄…姉のアシスタント(?)。微妙に髪型変わっています。
淀橋夢有…かの淀橋くんの弟さん?今回の読切で唯一の新キャラですね。淀橋くんと違って「知りたい」という好奇心が強いだけで、そこまで嫌なキャラじゃないなー。
才崎みのり…髪型がショートカットになって服装も落ち着いてきたのか、ずいぶんと露出は控えめに。結局ハデス先生とはどうなったんでしょう?
三途川先生…作中でも触れられていますが一切変わっていません(笑)変わった髪型もデフォルトですね。校長だという事は一般生徒も知っているみたいですが。
真理也…その後、カウンセリングの先生として常伏中に勤務のようです。結局病魔を治しても成長具合はそのままだったんですね。
絶花先生…服のセンスも含め変わり無し(笑)意外と真理也とのコンビが似合っています。
モブの人たち…微妙に外見が変わっていたりですが、藤のお兄さんの謎が残されたままですね。
鈍…みのりちゃんと同じくこちらもショートカットに。経一の事を普通に「パパ」と呼ぶことに驚き。
経一…おそらく一番の勝ち組に。意中の女性を射止めて子供が3人も。でも彼は連載時に何かと貧乏くじばかり引かされていましたからこれぐらいのご褒美はあげないと。
花巻さん…大人っぽくはなったものの中身は変わらず。連載時、恋愛面で、藤君なのかアシタバ君なのかとずっと気になっていました。
本好君…どうやら大学(?)で勉強の日々みたいです。美作君からも自立の意思を見せており、成長が見られますね。
安田君…まるで成長していない…。
さすが安田君。いい具合にオチをつけてくれました。
今時珍しいぐらいにストレートなウンコ漫画でしたね。
いや、内容のレベルがウンコというわけではなく、文字通りのウンコ漫画。
ワタシの感性がもう古いのかもしれませんが、こういう勢いのギャグ漫画はちょっと抵抗があって、
笑いは笑いでも苦笑いになってしまいますね。
マスコットキャラもウザ可愛いではなく、単純にウザく感じてしまいます。
系統で言えばテンテンくんも同じなので化ける可能性はあるかなぁ…。
点数は1点。
他のギャグ作品のレベルが高かったせいもあり、余計に目立ちました。
終始疾走感のあるギャグ漫画ですね。
ワタシは勢いに任せたボケや下ネタの打ちっ放しよりも、漫才のようなボケとツッコミのキャッチボールが好物なので、この作品も結構面白く読めました。
あとヒロインがツッコミキャラ故か一番可愛いカットが作者自己紹介ページなんですよね。
本気を出せばもっと画力を上げられそうなんですが、ギャグなのであえて手を抜いているのかな?
欲を言えばあの形状の角ならば是非ともハリケーンミキサーやロングホーントレインのようなバッファローマンネタを入れて欲しかったですね。
点数は3点。
4点にするか迷いましたが、オカルト部とは違った別のギャグ読切を読んでみたいと思います。
アンケートは、バルジ、保健室、ファイナルTAKASHIにしました。松井先生ごめんなさい。
しかし、今回は連載経験者作品が3つもあるので、新人さんは残った枠をめぐってかなり混戦とするんじゃないかなぁ・・・。
ジャンプ感想サイト 更新チェック(byすきまさがしさん)