左上から紅の狼と足枷の羊2巻、バチバチREBURST1巻、さくらDISCORD5巻(完結)、トリガー2巻、
左下は、あの花1巻、るろうに剣心特筆版、エンバーミング7巻です。
るろうに剣心もエンバーミングも面白いのですが、一番面白いのは和月先生のフリートークという・・・(笑)
コレを読んだ後に映画を観に行ったり、映画を観に行った後にコレを読むことを強くオススメします。
今のジャンプって斉木楠雄のψ難が好調ですから気づき辛いですけど、実はギャグ漫画がその1つだけだったんですよね。
斉木がシュール系ギャグ漫画ならば、こちらは勢いを売りにしたギャグ漫画でしょうか。
サンドバックに加藤が入っているとか刃牙ネタで笑って、その後に和菓子のこまちとか微妙にプリキュアもネタもあるんだな、と思ってたら、
不良グループの特攻服がプリキュアの台詞まみれで笑ってしまいました。
よーく見ると、インフィニティ様ネタまであって、ちょっとこれは反則だと思いました。
プリキュア好きには笑えるけど、興味の無い人にとってはどうだったのかなぁ・・・。
たしぎのピンチに現れるのがスモーカーでもなく、ゾロでもなく、サンジというのは意外でした。
しかし、考えてみればスモーカーはすでに深部へ向かい、ゾロの場合はヴェルゴが剣士ではないことから、女性を守るサンジというのも全く無いわけではなかったか。
さて、ヴェルゴの能力ですが、どうやら悪魔の実とかではなく、覇気+六式による体術使いって感じでしょうか。
竹が黒く変色したのも武装色の覇気を纏っていたからと考えれば辻褄は合いますし。
「しかし・・・そうだな・・・なぜかとあえて問うなら・・・・・・・・・お前がリンを・・・見殺しにしたから・・・・・・だろうな」
やはりオビトの動機はリンを殺されたことによるものでしたか。
いや、これは動機というよりもカカシの質問に対する答えだから少しだけズレるか。
オビトも、「オレを責めないのか・・・?」というカカシの呼びかけには反応が薄いです。
つまり、カカシがリンを見殺しにしたことは要因の一つではあるけど、原因ではない。
ここからはワタシの勝手な妄想に過ぎませんが、リンはうちは一族に殺されたのではないかと推察してみます。
リンは、オビトの写輪眼をカカシに移植しました。
うちは一族にとって、この出来事はかなり都合の悪いものだったのではないでしょうか?
ご存知の通り、NARUTOの世界において血継限界(特定の一族だけが持つ固有の能力)は非常に、厳重に守られています。
例えば日向一族の白眼は、それによって雲の国と戦争になるかの瀬戸際になり、またその問題も封印した白眼を持つ分家を犠牲にする事によって回避しました。
また、うちは一族は後にクーデターを計画するほど、木ノ葉の里での立場は良くはありません。
そんな時に、一族の最も重要な戦力である写輪眼を、うちは一族ではない者に移植された場合、どう思うか?
下手をすると、その移植された写輪眼を分析・解析され、自分たちの写輪眼を無効化される懼れもあるのでは?と思うはず。
ただ、カカシは若くして上忍になるほどの実力者であり、立場的においそれと手を出すわけにはいかない。
となれば、実際に移植したリンを裏で殺害し、その情報が漏れないように画策した・・・。
オビトは、外伝では自分がうちは一族であることを誇りに思っていましたが、今では一族への誇りというよりも、写輪眼の力のみを信じている様子です。
イタチとマダラのうちは一族皆殺しの事件も、リンを殺した一族への復讐だったのでは?
もちろん本当のマダラもうちは一族に恨みを持っていますから、生きていたマダラの可能性もありますし、
イタチと同じく戦争を嫌う平和主義者のシスイが一族に幻術をかけ、実は生きていて一族殺しに加担していた可能性もありますが。
しかし、そうなるとリンが死んだ原因は、カカシに眼の移植を頼んだオビト本人でもあるんですよね。
だからこそ、オビトは破滅主義者というか、自分自身を含め、この忍の世界をぶっ壊そうとしているのかもしれません。(自分の責任を世界へ転嫁しようとしている)
オビトとナルトは似てるんですよね。
落ちこぼれな境遇とか、忍のさらに暗な世界の否定とか。
ただ、ナルトはそんな世界を変えようと思い、オビトはそんな世界を壊そうと考えたわけで。
今後、ナルトとオビトの関係にも注目です。
以上、長文失礼いたしました。
見開きで四天王が四獣の分析を行うシーンが実に感慨深いですね。
今までも四天王が揃うことはありましたけど、戦闘となるとこれが初めて。
トリコが、四人での狩りは久々でゾクゾクする気持ちも分かります。
しかし、四獣の強さは手足の四獣とは一味も二味も違い、4人の能力を防ぎながら1人ずつダメージを与えていきます。
これは吸収された四獣の記憶情報から学習したということでしょうね。
捕獲レベルは300をゆうに超え、320からまだ上がりそうな雰囲気も。
以前トリコがサニーやゼブラと披露したコラボ技を4人で使わない限り勝てないんじゃ・・・。
仮に勝てたとしても慢心創意の中で四獣を操る黒幕と戦う余裕は残るのでしょうか?
第10話でセンターカラー。
瓶子編集長になってから新連載は2度センタカラーをもらえるのが通例になりつつありましたが、
暗殺教室の場合は、本当に大反響&人気爆発によるものだと思いますね。
そして、早くもビッチねえさんが綺麗なビッチねえさんに!!
指を絡ませ上目遣いで謝るビッチねえさんの破壊力ったらないですね。
これは確実に男性読者を殺しにかかってきてる。(もちろん脱巨乳を掲げる茅野さんも)
愛称もビッチねえさんからビッチ先生へ。
今回のように本格的な授業を行うために、臨時教師兼暗殺者が増えるのか、それともビッチ先生で打ち止めなのか。
う~ん、男性キャラも女性キャラももう1人ぐらいは増えそうな気もしますが・・・。
そもそもこの閉塞的な教室に大人の新キャラを出すにはその手段ぐらいしかないのかな?
烏養コーチと面識のある音駒高校のコーチが登場。
「今年が最後のチャンスだ。必ず全国で会うぞ」
この言葉は烏野と音駒がチームとして対戦をしようという意味の他にも、
全国に当たるまでに自分自身がレギュラーとなって対戦しようという意味も込められていたんですね。
さらに猫又監督も登場。
よくスポーツものだと、コーチや監督同士が露骨にいがみ合ってる場合が多いじゃないですか。
なのに直井コーチと烏養コーチは気の許せる親友って感じで、猫又先先生も烏野部員を褒めてて、二人とも実に好感度の高いキャラです。
そしていよいよ試合開始!
二つのチームが円陣を組んで意気込むシーンは、研磨の言うとおり少し恥ずかしいですけど、それでも良いですねー。
スターティングオーダーのイラストでは、田中さんの表情と、日向&西谷コンビを見て焦る東峰さんに笑ってしまいました。
今週はリベロの入れ替わりについての説明もあり。
やはり、青春部活漫画ではありますが
バレー漫画でもあるので、こういう良く知らないルールを丁寧に説明してくれると嬉しいです。
そして微妙に菅原さんがブラック菅原に(笑)
う~ん、菅原さんは受けかと思いましたが、黒化して攻めも出来るのか・・・。
さて、今まで特に動きのない音駒高校でしたが、セッターの研磨はどうやら観察眼に優れるらしく、
烏野の攻撃要素である日向を封じる作戦に出るようです。
う~ん、今週も内容が濃くて、さらに続きが気になる良回でした。
あと次のNEXTの表紙がハイキューだそうですね。
ニセコイに続き、アニメ化していないにも関わらず表紙を飾るとは・・・。
これはニセコイとハイキューへの人気と期待の高さが伺えますね。
あれ?能登さんやられちゃったみたいなんですけど、白哉とか恋次の敵討ちってこれで終わっちゃったの?
一応、オーバーキルの人みたいに骨まで見えるような描写はなく、途中で総隊長が卍解して周囲の炎は消えたので生き残ってる可能性もあるかな?
それはともかく総隊長の卍解ですよ。
名前を「残火の太刀」と呼び、刃は刃こぼれと言うよりも経年劣化のようにボロボロ、さらに激しい炎は消え失せ、燻ったかのような煙が上がるだけ。
とても炎熱系最強の斬魄刀の卍解とは思えません。
しかし、これは今までの炎を一点に凝縮した、嵐の前の静けさのようなものでしょう。
ユーハバッハを倒せるとは思えませんが、相手の四肢を奪うぐらいの活躍は期待できるかも。
緑の革命(グリーンレボリューション)!!緑の革命(グリーンレボリューション)!!
大切なことなので2回言いました。
今回は緑間の反撃と言うよりも、緑間と高尾の二人の反撃。
赤司をも驚かせた新技は、空モーションの途中からパスを受け取り3Pシュートを放つというもの。
決して一人では出来ない、ハイキューの影山と日向と同じで、仲間を信頼することで初めて出来る必殺技。
「オレが人事を尽くすだけでは足りない。だが不安はない。このチームに人事を尽くしていないものなどいない・・・・・・!!」
もう緑間がカッコよすぎて、主人公過ぎて、そりゃあ「緑の革命(グリーンレボリューション)」のアオリもつくよ!!
今まで流し読み程度だったのですが、今週はちょっと面白かったです。
でも、すでに順位が・・・。
話数一桁でこのブービーってのはかなりペースが早いんじゃ・・・。
展開も巻きに入ってる感じがしますし、こりゃあ時期の改編で打ち切られてしまうか。
終わってしまいましたか。
こういう時に「残念だが当然」と使うんでしょうかね。
前作、逢魔ヶ刻動物園は非常に面白かったのに、今回のバルジの打ち切りは何故なのか?
簡単に言うと、適材適所の作品ではなかった、と言ったところでしょう。
逢魔ヶ刻動物園の魅力は、多くのファンタジックなキャラクターと、それらが織り成す群像劇だったように思います。
もちろんバトルやアクションもありましたけど、それらは二の次三の次。
今となっては結果論に過ぎませんが、宇宙を舞台にするのなら、もっと人外キャラを多く登場させるべきではなかったのかな?と思います。
堀越先生の意思なのか、はたまたNARUTOやBLEACHの後釜を見つけたい編集部の意思なのか、それは分かりませんが、
いずれにしろ堀越先生に王道バトル漫画は相性が悪かったと言わざるを得ません。
先ほども申しましたが、堀越先生のキャラクターセンスは非常に好きなので、是非とももう一度ジャンプで連載を勝ち取って欲しいところです。
う~ん、最近SQを読みだした時に、一番最初は読み飛ばす作品が多くなってきました。
しかし、今月の読切2作品は期待できるものがありましたので、是非とも連載となって欲しいですね。
あと今回はジャンプSQ.感想の後に映画版るろうに剣心の感想も更新しています。
これから観に行こうとされている方は、ネタバレにご注意下さい。
地下に閉じ込められた子供たちが希望を抱き、外の世界へ出ようとする。
第1話としてはわりと王道と言いますか、テンプレ気味な感じでしたね。
こういう場合、主人公以外のキャラはその時点で死亡フラグが立っていてドキドキしながら読んでいましたが、やはり皆殺しですか・・・。
ひょっとすると茜やミカエラのようなネームドキャラは吸血鬼に使役されるゾンビ的なキャラとして再登場もありえるかもしれませんね。
センターカラーでページ数は少なめですけど、斉藤の洞察、左之の過去、燕ちゃんの登場など、
原作を知っている者からすれば、思わずニヤリとしてしまうようなシーンがチラホラと。
でも、いくらなんでも手に空いた穴に刀を差して戦う刃衛の戦法はねーよwwと思いました。
シグルイの伊良子の場合はあくまで刀を足の指で挟むことの延長ですからね。
掌を貫かれて、刀を握るための筋が切れてしまい、それでも刀で人を斬りたくて差しているのならば、納得できますが。
ページ数が少なくてナチュラルに読み飛ばしてしまいました。
電撃攻撃とは恐れ入りましたが、これは肘をぶつけると電気が流れたようなシビれを起こすように、お腹のツボのようなところを打ってるんですよね。
電撃エフェクトは、波動球で爆発エフェクトを見慣れているせいか、そんなに気にはなりませんでした(笑)
木手は、丸井ではなく敵のパートナーを潰せと交渉されたのに、なぜ丸井を狙うのか?
来月はその謎が解けるといいのですが・・・。
地味ながら良い作品ですね。
音楽漫画は視覚でその音の素晴らしさを表現しなくてはならず、他の文系部活動漫画に比べて難しい部分があると思いますが、
ちゃんとこの作品も見開きで気合いの入った演奏シーンを描いており、好感触です。
女性キャラも期待通りに追加されて、3人の関係も徐々に掘り下げつつあり、じっくりと読む分にはとても良い感じ。
SQ19で何度か掲載されたことがあるこの作品。
殺し屋なんですけど、人情物っぽく描かれるのがお約束で、面白いポイントですね。
特に2話目はSQ19時も含めてもっとも感動した話でした。
葉が一枚になった樹を脅すシーンでは笑ったのに、その数ページ先ではホロリとさせる展開には正直驚かされました。
確実にSQ19よりもレベルアップしています。
これはもしかして連載になる可能性もありそうですね。
話がまた大きく動き出しましたねー。
3人の会長候補の内、森園億人本田章太の2人が同盟を組むことに。
氷室は余裕を持ってあぐらをかいているようにも見えますし、これは勝負は分からなくなってきました。
しかし、今月の帝一は光明の提案に乗っかるだけだったり、相変わらずダンに嫉妬していたりと、およそ主人公らしからぬ場面ばかり・・・。
本物の戦争と思わせる選挙戦での活躍を期待しています。
相変わらず綺麗なカラーページですねー。これは確実に切り取って保存ですよ。
さて、ゆきあつも仲間に戻り、全員集合となりましたが、これでどうなるんでしょう?
てっきり全員集合して終わりと思っていましたから、ここからどうなるのか楽しみです。
あ、ちなみにワタシはアニメも原作も観ていないのでネタバレはご容赦下さい。
最近ジャンプSQ.では和風ファンタジーが流行ってるんですかね?
いや、これは流行らせたいの間違いか。
今回の読切は生贄にされる少女を助ける流浪人という物語。
展開はテンプレ通りなんですが、キャラクターに魅力があるせいか、飽きずに読む事が出来ました。
ただ、読切とは言え、もう少しキャラクターの設定を活かした展開があっても良かったんじゃないかな?とも思いました。
一ツ目は刀以外握ることが出来ないのであれば、戦闘で何かを握らなければならない場面があった時に、ゆつが握ってあげるとか、
あるいは化け物は、ゆつの髪が好物であるならば、その髪を餌にして気を引き付けるとか。
あと化け物を倒した後のエピローグがアッサリとしすぎていたのも、ちょっと物足りなかったですかね。
しかし、画風とキャラは文句無しに良いので、今後の連載にも期待しています。
綺麗にまとまって終わりましたけど、これは来月で終了のフラグのような気も・・・。
一応全てのキャラがどんな裏生物なのかも判明しちゃいましたし、これは・・・。
現在、ワタシが好きなSQ作品では、ボクと魔女の時間はトップ3に入るので、終わって欲しくはないのですが・・・。
先週の日曜日に映画のるろうに剣心を観てきました。
いきなりですが、なかなか評判が良いらしいですね、この映画。
映画化が決まった時のワタシの印象は、
「るろうに剣心の実写化なんて出来るのか?」という不安と、
「電王で鍛えた佐藤健の二面性演技とアクションなら」という期待の二つが入り混じったものでした。
結論から言いますと、すごく面白かったです。
無論、原作どおりの話ではなく、多分にオリジナル要素が含まれるものでしたけど、
そういう部分を割り切って観れるならば良い剣劇アクション映画だったと思います。
ストーリーは刃衛編と御庭番衆編を足して2で割って、その他エッセンスを加えて煮詰めたような感じ。
武田観柳は金の力で多くの手練を雇っていますが、刃衛もその一人。
ただし、刃衛はあくまで観柳を利用して、抜刀斎と戦うために雇われてるだけで、基本的に自由に動けるのでストーリーも無理なく一緒に出来ています。
また、回想でまさか追憶編のキャラが出てくるとは思いませんでした。
巴も一応出ていましたけど、後姿のみで顔は出ず。
もし続編があれば追憶編になるでしょうか?
剣心のアクションに関しては、戊辰戦争での多人数戦、神谷道場での多人数戦、斉藤とのタイマン、左之助とのタイマン、追憶編での多人数戦
観柳邸での多人数戦、外印とのタイマン、観柳との戦い、そして最後に刃衛とのラストバトルといった流れでしたかね。
いずれにしろ、とにかく剣心が動く、走る、飛び跳ねると、噂どおりアクションが良かったです。
ちょっと派手すぎる動きも、元々、剣心の飛天御剣流が文字通り天を飛ぶかのような動きなので丁度良かったかと。
剣心の他にも、左之助と戌亥番神とのタイマンは色々な意味で面白かったです。
不満を言うならば、観柳邸のシャンデリアを落とす斉藤の牙突参式はもう少し何とかならなかったのか・・・。
最後に最も重要なキャラクターに関してですが、概ね原作のキャラを壊さず、アレンジの範囲に収まっていたと思います。
まず剣心は外見内面共にほぼ原作通りと言っても良いでしょう。
ナチュラルに「おろ?」と言ってしまえるあたりや、キレると言葉遣いが変わるところなども佐藤健さんが上手く演じています。
少々気になる点を言えば、追憶編などで剣心が心身共に疲弊しているとは言え、少しフラフラとし過ぎていたかなぁ・・・?というぐらい。
左之助も外見は少々厳つく見えますが、内面は気のいい兄ちゃんという感じでそんなに違和感は無かったですね。
斬馬刀はちょっと細いですけど、それでも迫力はありました。
さすがに二重の極みは無かったですけど、あれをやってしまうと特撮の域になってしまいますし、それで良かったと思います。
一方、斉藤は外見こそ江口さんが演じて、なかなかそれらしくなっているものの、内面に関しては少々違和感がありましたね。
あと個人的に斉藤の名台詞である「悪即斬」と「壬生の狼を飼う事は、何人にも出来ん」は入れて欲しかったです。
犬を餌で飼い、人を金で飼っている観柳がいるという絶好のタイミングもあったというのに・・・。
おいしいところで登場するのは原作と変わらず(笑)
薫と弥彦と恵について。
最初はむしろ恵がヒロイン的な立場にありますが、だんだんと薫へとシフトチェンジしていくのが上手いと思いました。
外見に関しては、恵がこの作品でもっとも原作に近いビジュアルになっていたと思います。
弥彦は普通に少年で、毒もクセも無く、弥彦を演じてくれました。
観柳は原作や、キネマ版でも細身の長身という外見であり、香川さん演じる観柳とは大きく異なりますね。
ただ、香川さんはカイジの利根川など原作と異なるキャラクターをしていながらも、その演技力で別のキャラとしての魅力を出してしまう方。
この観柳もその例に漏れず、原作の観柳ではないのに、許せてしまう面白さがありました。
印象的だったのはガトリング砲の銃身を向けられた剣心と左之助に対して、「お前ら脱げ!」と命令するところ。
原作で観柳は元々史実どおり、男色家にする案もあったらしいのですが、実際にはその案はボツになっていましたから、
こんなところでその片鱗を見せてくれるなんてやるな~、と思っていたらなんとこの台詞、香川さんのアドリブだそうで(笑)
刃衛は、仮面ライダーWのおやっさんこと吉川晃司さん。
小柄な剣心とは対照的に体格が良くて、剣劇アクションが似合いますね。
刃衛の不気味な雰囲気もバッチリと再現されており、こちらも満足のいくキャラ造詣でした。
ただ、吉川さん演じるキャラだったからか、刃衛の口癖である「うふふ」や「この感触良いねェ・・・」が無かったのは残念。
特に最後の剣心の戦いが終わった後に自害するシーンの「この感触~」は屈指の名シーンだっただけに本当に惜しい。
番神と外印について。
この二人はおそらくスタッフがもっとも映画流にアレンジしたキャラでしょう。
番神はあの印象的なドレッドヘアと無敵手甲が無くなり、西洋の格闘技を混ぜ合わせたスタイルで戦うベジタリアンなクリスチャン。
何を言っているのか分からねーと思うが、俺も(ry
須藤元気さんは嫌いじゃないわですし、アクションシーンはあっても、あまり本編そのものに絡むキャラでは無いのでこのアレンジはあり。
もちろん番神が好きで観に行ったという方にとっては卒倒ものでしょうけど。
そして、番神以上に無茶苦茶なのがこの外印。
外印とは名ばかりで、人形を使うわけでもなく、糸を使うわけでもありません。
むしろ戦闘スタイルとしては般若や蒼紫に近いものがあります。
名前は外印、隠した顔の傷は般若、イケメン具合は蒼紫、してその実態は!?という悪魔将軍的な敵の融合キャラ。
こちらもストーリーそのものには深く関わらず、剣心とのタイマンで敗れてそれまでです。
最後にパンフレットを購入して、印象的だったところを引用させていただきます。
プロデューサーインタビューの中に 「原作に『忠実ではなく誠実に』」 という言葉があります。
これを読んでワタシは「あぁ、良い事言うなぁ・・・」と思いました。
穿った見方をすれば、忠実に出来ない事への言い訳にも聞こえるかもしれませんが、
実際問題アニメですら難しい原作への忠実度を、実写映画が100%に出来るわけがないんですよね。
そこはしっかりと頭に入れておかないといけません。
では、どうするか?そこで出てくるのが誠実という言葉。
ココで言う誠実という言葉の意味は、人によって色々な意味に捉えられるでしょうけど、
ワタシにとっては、「誠実=そのキャラクターを壊さない」という風に思っています。
キャラのビジュアルが実写では不自然になるのは仕方が無い、ストーリーが多少変わるのもまぁ良いでしょう。
でも原作のキャラクターが変わってしまうのは何があってもNG。
そう思っていたら、上記のるろうに剣心特筆版の和月先生のフリートークで似たような話題が出ていてちょっと嬉しかったです。
このページの冒頭でも述べていますが、この映画は特筆版とパンフレットの2冊を買うことでより一層楽しめるものと思います。
もし観るか観ないか迷われている方がいらしたら、この特筆版を先に読めば、映画が決して地雷ではないと分かるはず。
そして映画を観終わってからパンフレットを読めば、さらにスタッフや和月先生のこだわりが見えてくるはず。(パンフレットには和月先生のインタビューも掲載)
以上が映画の感想になります。
ジャンプ感想サイト 更新チェック(byすきまさがしさん)