ジャンプ43号感想&百合姫表紙連載考察

今週はジャンプ感想の後に、百合姫の表紙連載に対するワタシなりの考察も入れています。

百合姫最終号を買っていない方はネタバレも含みますのでご注意下さい。


ハイキュー!!

なんと表紙&巻頭カラー5ページ!!

巻頭カラーというのは先週予告から存じていましたが、5ページというのは見落としていました。

まさか表紙&センターカラーとは思いませんでしたが、これはすごいことですよ。

とにかく最近の新人作品では、巻頭カラーや表紙を飾るには軒並みアニメ化する事が条件だったんですよね。

ダブルアーツを例外として、ニセコイの表紙までそれが続いていたのです。

また、ニセコイは表紙にはなりましたが、巻頭カラーは新連載を除き、まだありません。

おまけに来週もセンタカラーですって!?

ファンとしては嬉しい悲鳴ですけど、古館先生の体調が本気で心配になってきました・・・。

 

さて、内容の感想をば。

カラーもちゃんと3ページでストーリーが進んでいて、BLEACHのソレとは明らかにサービス量が違います(笑) 

いや、昔はBLEACHも全ページカラーとかやってましたけどね。

見開きカラーでは烏野メンバーと音駒メンバーの対決っぽい構図。

二年生トリオで田中さんと西谷はノリノリなのに、縁下さんだけちょっと困ってるのがツボです。

 

試合ではブロックされ続ける日向の心が折れるどころか、むしろワクワクすると笑ってみせ、その不敵な笑みは周囲をざわつかせるほど。

というか少し前から影山がちょくちょくニュータイプ反応をしてて何かの伏線なのか?と疑ってしまいます。

ただでさえ天才的技術や恵まれた体格を持っているのですから、あまり強化されすぎてトンデモバレーになるのは避けて欲しいですね。

そして日向はついに眼を瞑って打つ事を止め、ボールを見て相手のブロックを避けようとし始めました。

試合中に成長を見せるのはジャンプ漫画のお約束ですが、これも実に読んでて楽しい展開です。

当然、いきなりできるほど甘いものではありませんが、そのミスや失った点は先輩たちがフォローをするのがまた熱くていいじゃあないですか!

田中さんはもちろんのこと、旭さんもカッコいい!

そして、菅さんと西谷にボロカスに言われてるシーンは面白いという(笑)

本当、この作品は無駄なキャラクターがいませんね。

 

あと成長を見せる日向に対して「すげえな」と惜しみない賞賛を送る犬岡がまた爽やかで良いです。

味方も敵も嫌なキャラが存在せずに、単純にスポーツで競い合う。

ワタシが長年待ち望んだスポーツ漫画が今ここにあります。


NARUTO

いやー、オビトが主人公してますねー。

最後の見開きなんて今のオビトからは想像も出来ないぐらいに熱い少年主人公じゃあないですか。

ナルトとダブってすら見える彼が、なぜ今のような存在になってしまったのか、この回想は多少時間がかかってもじっくりと描いて欲しいですね。

 

本当ならば岩に潰されて死んでいたであろうオビトでしたが、実際には致命傷というわけではなかったようです。

「・・・まるで岩をすり抜けたとしか思えんほどだ・・・」

とマダラも奇跡と言わしめる強運だったのか、

あるいはオビトの万華鏡写輪眼の片鱗は、すでにココで見えていたということでしょうか?

でも今のオビトの写輪眼は勾玉2個の状態ですから、微妙なところ。


ONE PIECE

ここでドフラミンゴの登場ですか。

いきなり暗殺されかかってますけど、殺せんせーのように日常的なのか、余裕でいなしています。

ベビー5の、メイド服+がに股シーンはインパクトありますけど、侵入した暗殺者じゃあないみたいですね。

許さない理由も冷蔵庫のプリンを食べたとか、そんなくだらない理由がいいな。

 

そして、錦えもんが探していたモモノスケが実はドラゴン?

少しずつですけど物語が動き出しましたね。

シーザーを追い詰めたところでドフラミンゴの放った刺客が登場の流れになるのかな。


暗殺教室

今週一番面白かったのは2ページ目にあるアオリの

「いつ殺るか?今でしょ!」

でした。

あのCMって笑っちゃうんですよねー。

本当、この作品の担当編集さんはいいセンスしています。

 

先週登場した理事長が早くも顔出しで登場。

ルービックキューブを素早く沢山、しかも誰にでも出来るやり方として、分解し並べ直すというぶっ飛んだ発想の持ち主。

しかし、張り手をかまして、血豆で赤、青タンで青、ウミで黄色を揃えたゆでたまご先生程ではないですね(笑)

まぁ、これは挑戦するのがウルフマン並の打力を持っていること、相手がキューブマンである条件があるんですけど。

そして、キューブマンがウルフマンとの試合前に戦った超人がいたのをご存知でしょうか?

そう、その名も知恵の輪マン!

奇しくも浅野理事長が殺せんせーに渡したアイテムが知恵の輪だったのです!

これは偶然なのでしょうか!?(偶然)


斉木楠雄のψ難

暗殺教室に続きCMネタ。

ファブリーズは反則でしょ(笑)

あのCMもよく観るだけに笑ってしまいました。


クロス・マネジ

今週も面白かったですけど、一番驚いたのは、無駄に細かく描き込まれたブラジャー。

主人公の頭大ってかなり大きくない!?

小さな小さなコマなのになんでココまで丁寧に描き込んでるんだ(笑)

 

先週ではよく分からなかった部員2名のキャラも大体判明。

一人はミサワっぽい顔だけど、顔を赤らめて恥ずかしがり屋な印象。

一人は黒髪ウェーブの小悪魔悪女系って感じですね。

読切にいた双子キャラの姿が見えませんが、彼女らが遅れてきたアイツキャラになるのかな?

 

黒髪ウェーブの子と、ショートカットの男勝りの子は百合界のカリスマを彷彿とさせるカップリングですがどうなるかなぁ。

ハイキューが男の友情なら、クロス・マネジは女の友情(百合)も描いて欲しいけど、ジャンプでは難しいか。


黒子のバスケ

やはり高尾のパスカットですか。

エア3Pになってしまった緑間くんが切ない・・・。

でも最後にアンクルブレイクで倒されても心折れずに食いすがる姿はカッコ良かったですよ。

そして、ここで終了のブザーが。

秀徳が負けると分かっていた試合をここまで魅せてくれるとは思いませんでした。


トリコ

わずか5分弱で、抜かれてしまったユダシェフの立場が・・・。

いや、ここは小松が活躍しなければならない場面ですし、薬膳餅の調理を簡易化できたからといって、

ユダシェフが小松に劣るわけではないのですが、小松があっさりと簡易化しすぎちゃいましたね。

おまけに残り時間で美味しく調理する方法を探してたとか、一分一秒を争う中で美味しさて・・・。

しかし、これで小松はセンチュリースープに続き、また一気に有名になりましたね。

TOP100入りは当然として、美食會のターゲットにもなりそうです。

あとはグルメ界での最低限の適応力か。

 

あと今週はモブキャラがアシスタントさんによって微妙に違ってて見比べると面白いです。


ニセコイ

フランクフルトにガッつく るりちゃんが素敵。

絶妙な角度により、髪でうなじが隠れてしまったのは残念ですが、うなじからピンと跳ねる髪の毛が、「くゥ~~っ!」ってなりますね。

細かすぎて伝わらないフェティシズム

 

小野寺さんは嬉しいところ申し訳ないですが、もう少し危機感を持たないと・・・。


BLEACH

死者を弄ぶなって式紙使いの最澄さんが言ってた。

それはともかく、総隊長も東西南北のうち3つを見せてしまい残るは北だけ。

一方、ユーハバッハも攻防一体の極大防御呪法を出して、ようやく手の内を見せ始めましたね。

しかし、雑魚を大量召喚はアクションゲームのボーナスステージみたいになりそうで怖いなぁ・・・。

ちゃんとその攻防一体の神の光とやらの囮や目くらましみたいに使えればいいのですが。


クロガネ

白零の心が折れておらず、次に繋がる終わり方になっていたのが良かったですね。

出来れば次は桜夏ではなく、落陽にリベンジを果たして欲しいです。

桜夏だと噛ませ犬とはいかずとも、踏み台にされるのは目に見えてますから、

同じ踏み台なら落陽と戦って食い下がる試合が観たいです。


百合姫表紙考察

突然ですが、購読している百合姫の表紙連載が終わったので、その考察を少し。

最初は、あの「ゆるゆり」のなもり先生でどうなる事かと思いましたが、

どっこい恐ろしいどんでん返しの連続で、決して緩くない百合を楽しめました。

まず、この表紙連載における登場人物のおさらい。

重要人物はこの4人。

仮におさげの子をA子、ショートカットの子をB子、ロングヘアの子をC子、セミロングの子をD子としましょう。

最終号より前の5冊分からは、4人の関係は下のような相関図と思われました。

つまり、A子はB子が好きで、A子の親友のC子はそれを知らずにB子と付き合っていたけど、

B子はD子とも二股をかけていた、たらし女という状況。

B子一人が悪女であると非難されるような相関図であったように思います。

相関図ではB子の本命はC子となっていますが、水族館でのそっけなさから考えるとD子の方が本命だったかもしれませんね。

そして、問題の最終号での表紙から続く補完15ページまでを読んだ場合、相関図は下のようになります。

 

C子の本命は実はB子ではなく、A子。

C子は、A子がB子に対し好意を持っていることに気付いており、A子をB子に取られるぐらいならば、

自らがB子と付き合ってA子をB子から遠ざけようとした。

また、B子の本命は、やはりD子。

しかし、B子はC子と関係を持ち、それをネタにC子から脅迫され、D子に嫌われたくないとC子に従っていた。

そして、最終号で4人が鉢合わせとなり、全てが瓦解。

A子は親友だったC子に対して失望し、同じくD子もB子に二股をかけられていたと知り失望。

3人から好意を持たれていたB子が、一度にそれを失うという展開に。

この時点では、B子はむしろ被害者でもあり、真の悪女はC子で、A子とD子は完全にとばっちり。

C子ほどではないにしろ、C子と関係を持ったB子にも責任はありますけどね。

ところがぎっちょん、ここでまたどんでん返し。

全てを失ったB子がC子にすがり、C子が不敵に笑うシーンでHappy Endとなるのです。

C子の笑みは一体何を意味するものなのでしょうか?

ここで考えられる理由は3つ。

 

1、A子がB子に対して失望したことに対して。

自分はA子の信頼を失った換わりに、A子の純潔を守ることが出来たから。

ただし、これはA子はB子以外の女の子を好きになる可能性が残り、尚且つC子はA子に嫌われるというハイリスクローリターン。

恋に盲目状態ならば損得勘定では動かないのかもしれませんが、それでもちょっと理由としては薄いかもしれません。

 

2、実はA子が本命ではなく、やはりB子が本命だった。

仮にC子の本命がB子であったならば、B子に群がるA子とD子を退け、尚且つ自発的にB子を自分にすがらせ、独占することに成功したわけです。

A子がB子に好意を持っていた事に気付いていたのは、B子が好き故のレーダーやセンサーが働いたとも取れます。

こちらの場合は、A子との親友という設定がいつからなのかというのが問題でしょうか。

A子のB子に対する好意を知ってから、C子はA子に近づいたのか?

逆に親友だったからこそ好意に気付いたと考えれば自然かな。

 

3、B子に対する復讐が成功したから

1と少しカブりますが、目的はA子を守るためではなく、B子を貶めること。

B子に対する嫉妬や怒りから、彼女の人間関係を壊そうと策略し、結果見事にB子は孤立します。

しかし、復讐のためとは言え、B子と関係を持ったりはしないでしょうし、最後の台詞も「ざまぁみろ・・・」といった捨て台詞的なものの方が良いはず。

 

ワタシとしてはやはり2ですね。

1と3はちょっとごじつけと言いますか、無理がありますので、自然に考えるなら2。

ただ、色々な考え方が出来るように描いている風にも見えますから、どれが正解とも言い切れないのが上手いですよね。

 

 

ジャンプ感想サイト 更新チェック(byすきまさがしさん)

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