今週はセンターカラーであるポルタの後ろと、上過ぎず、かと言って下過ぎず
なかなか安定した順位でした。
今更ながら今回の新連載２本に対する打ち切り候補からは外れたと考えてもよさそうですね。
前回でスピンちゃんの話数も抜きましたし、これからももて王を読むことが出来そうです。
さて今週も新キャラを投入してきましたね。
その名も『一口夕利』。
名前の由来なんですが、今回は割りと簡単でしたね。
一つ目は今週のラストにあったレズビアン的なオチから
『百合』 ＝ 『夕利』
二つ目に吹き出しなどの縦読みでは少し分かり辛いですが横読みにすると・・・
『一口夕利』
これを並び替えてみると・・・
『口利一夕』
さらに『口』を『ロ』、『利』を『リ』、『一』を『ー』、『夕』を『タ』とそれぞれカタカナに変換すると・・・。
『ロリータ』
となるわけですね。
百手太臓のように二つの意味を持つ名前ですね。
相変わらず大亜門先生のネーミングセンスには恐れ入ります。
今週は連載第１章から登場している準レギュラー・・・と言ってよいのでしょうか？
坂田君の話でした。
登場時は特に台詞はありませんでしたが、第８章『夢の狩人』で台詞つきで再登場。
その後は前々回の第１１章『GOLDEN BOYS』でも登場し、
自分でもてないのを自覚しながら金玉杯に出場という、なかなか自意識過剰っぷりを見せてくれました。
今週ではさりげなく太臓のウソを見破っていたり、好きな女の子の身体検査の情報を入手したりと
かなり腹黒な一面もチラホラと・・・。
坂田と阿久津はこの漫画の良心なので(阿久津は不良だけど・・・）坂田は変態化して欲しくありませんねー。
あ、でも身体検査の情報を手に入れる時点ですでに十分変態か・・・
では今週の元ネタ解説。
今週は『ガラスの仮面』『デスノート』などが多く見受けられましたね。
今回これほどまでに『ガラスの仮面』をプッシュされると前回のサマンサの表情も『ガラスの仮面』かしら・・・？
P１の扉絵
巻末コメントで大亜門先生ご自身がこう仰っています。
『今週の扉は、昔カプコンがやっていた手法に挑戦してみました。手抜きじゃないです。
カプコンといえばロックマンぐらいしかプレイしないワタシなのですが・・・。
それでもなんとなく見たような感じが・・・。
『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』？
とは言え、カプコンの技法ですから一つの作品とは限らないんですよね。
P１のタイトル
『恋はおまかせ』
元ネタは一条ゆかり先生著の『恋はおまかせ』。
もしくは実業之日本社の『恋はおまかせ』。
タイトルは基本的に他の作品のタイトル名から拝借することが多いのでおそらく前者かと思われます。
しかし一条先生の『恋におまかせ』って１９７０年ですよ・・・。
大亜門先生も生まれてないのに・・・。
P２の６コマ目
太臓
『まあでも これで「紅天女」に一歩近づいたけどな！』
元ネタは『ガラスの仮面』での舞台『紅天女』。
また病気の演技を磨くために冷凍庫の中に入ったことがあるそうです。
（※追記）
ＷＥＢ拍手で病気ではなく寒い国を体感するためだとか・・・。
早くコミックス購入して確認とりたいです。
P３の６コマ目とＰ４の６コマ目
太臓
『わしがもて塾 塾長 百手太臓である！』
元ネタは『男塾』に登場する男塾 塾長 『江田島平八』の口癖。
大亜門先生のジャンプ掲載作品『もて塾に行こう！！』にもパロディーキャラクターが登場していますね。
（太臓ではありませんが）
おかげさまで男塾を読むようになりました。
P５ページの６コマ目
太臓
『スパーキングしたんじゃねえだろうなアアア！？
胸がパチパチするほど騒いでんじゃねーぞコラァ！』
阿久津
『ストーキングじゃねーのかよ！！だったら別にHEAD-CHA-LA（ﾍｯﾁｬﾗ）だろ！！』
元ネタはドラゴンボールＺのＯＰである影山ヒロノブ氏の『CHA-LA HEAD-CHA-LA』の歌詞および、
『DRAGON BALL Z Sparking!』。
後者はごく最近のものなので前者の方が印象深いですかね。
２０代〜３０代の方なら一度は耳にしたことがあるであろう歌ですね。
カラオケで歌っている人も少なくないのでは？
P７の４コマ目
阿久津・太臓
『（最強の馬に乗ってたー！！！）』
元ネタは『北斗の拳』に登場するラオウの愛馬『黒王号』。
象の足ほどもある蹄は有名な話ですね。
ちなみに『魁！！クロマティ高校』でもフレディの通学馬として登場しました。
この後、やはり象のような足跡と比喩されています。
（※追記）
雄叫びや飾りから『花の慶次』に登場する慶次の愛馬『松風』でした。
『ガウア〜〜〜！！！』
大きな体躯に白のたてがみに勘違いしていました。
P１１の２コマ目
悠
『たまにいるんだ、こういうオッサン趣味した娘が
デスノートの弥海砂なんかもそうだぞ』
阿久津
『そういえば言動や行動にオッサンを感じる時が・・・』
元ネタは・・・ってまんまですね（笑）
『デスノート』の『弥海砂』の微妙に古い表現など。
他にも粧裕のポテチ発言などもそうかも・・・。
絵はそのまま描いちゃっていますけど・・・（またタイムリーな時に）・・・一応比較してみますね。
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大亜門先生版 |
小畑健先生版 |
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うわぁ・・・。集英社は講談社よりも寛容であることを祈ります。
『大場、小畑両先生には編集を通して断りを入れたはず、
たぶん、大丈夫・・・多分・・・。』
Ｐ１１の７コマ目
机に入っていた手紙と紫の薔薇
元ネタは『ガラスの仮面』の主人公北島マヤを影ながら支える紫の薔薇の人こと速水真澄。
マヤに送られる薔薇の花束に添えられたメッセージカード
ちなみに薔薇は花束であったり一輪であったりと様々。
現時点で文庫版第１０巻までしか読んでいませんがまだまだ登場するかもしれません。
全て読み終わり、何かしら見つければさらに追加更新いたいします。
Ｐ１２の１コマ目
夕利
『（ストーカーだ！！！）』
上の解説で述べている通り、ガラスの仮面を読了（と言っても連載終了してないんですよね）いなので
なんとも言えませんがガラスの仮面のパロディかと。
同じく追加更新の可能性大。
Ｐ１３の２、３コマ目
夕利
『（赤ペン先生か―――い！！！）』
元ネタは進研ゼミの『赤ペン先生』。
最近の子供、もしくは２０代前半の方なら一度は家に申込書（と漫画）が届きませんでしたか？
毎回毎回、勉強に部活に恋愛にとあらゆる事で成功を収める主人公は子供ながらに胡散臭いと思いました（笑）
Ｐ１３の６コマ目
太臓
『オレ 百手太臓 略してモモタイ。へへ・・・付き合ってよ おねーさん』
夕利
『こ・・・困ります』
元ネタは『デスノート』第１巻女性に絡み、月に殺された『渋井丸拓男』。
ちなみに略して『シブタク』。
大場先生はお気に入りのキャラとしてこのシブタクの名をあげています。
Ｐ１４の１コマ目
轢死シーン
阿久津
『渋井丸太臓ォ―――！！！！』
こちらは上のパロディとの続きですね。
元ネタは同じく『デスノート』の第１巻での渋井丸拓男（シブタク）の『轢死シーン』。
『ゴシャッ』ではなくて『ゴシャー』にすることで轢いた感じを少し緩めたのかしら？
一瞬局長のさくらテレビ突入シーンかとも思いましたが上の画像では車がダンプ（トラック？）でしたのでこのシーンを。
Ｐ１４の３コマ目
阿久津
『わ―――ッ！！紫の顔の人―――！！！』
元ネタは先程も出ましたが『ガラスの仮面』での紫の薔薇の人こと速水真澄。
阿久津のツッコミに微妙な違和感を感じていたのですが、なるほどこういうことだったのですね。
しかし坂田君はシャツのボタンを全て閉めると呼吸困難に陥るのか・・・。
就活とか大変そう・・・。
Ｐ１５の３コマ目
夕利
『私 一年Ｇ組の一口夕利です！
私を妹に・・・プティ・スールにしてください お姉さま！』
矢射子
『プ・・・プティスール！？』
元ネタは『マリア様がみてる』の姉妹（スール）制度など。
スールはフランス語で姉妹のこと。
たぶん、シスターでは混乱するため、英語を避けたものと思われる。
最初は広い意味で先輩後輩を姉妹（スール）と呼んでいたが、
いつの頃からか個人的に強く結びついた二人を指すようになっていった。
ロザリオの授受を行い、姉妹（スール）となることを約束する儀式がいつ頃から始められたかは定かではない。
―――以上、『マリア様がみてる』第１冊目（副題は無し）のＰ１６より引用。
ここにきて夕利の百合属性が開花。（あ、でも属性云々は男性の場合に用いるのかも・・・）
マリみて読んでて良かった。
ちなみに『無敵鉄姫スピンちゃん』でも
スピン
『マリア様が見てました！』
と台詞パロがありました。是非御購読を！
※Ｗｅｂ拍手による追記
＞最強の馬は黒王号ではなく松風です
＞最強の馬は松風ではないのでしょうか？？
＞最強の馬は松風だと思ってました。まぁ、原先生が描いた馬ということで大差はないですが。
＞最強の馬は松風。「ガウアー」といううなり声は松風がカルロスに襲い掛かるシーンか
（掲示板からの情報）
『最強の馬のコマに出てくる馬は、鳴き声や飾りからいって、やはり花の慶次の松風では??』
今週の情報で多かったのがこの最強の馬の元ネタですね。
ワタシは見た目から黒王号と決め付けてしまいましたが
どうやら飾りや叫び声などから『花の慶次』に登場する慶次の愛馬『松風』のようです。
まだ正確な確認は取っていませんが、パロディが対応しているコミックスを購入次第追って画像追加いたします。
＞P７の４コマの馬なんですけど他にマキバオーのカスケードもある気が。前髪の具合とかそっくり
＞先日菊花賞外した兼ね合いで最強の馬＝カスケード（マキバオー）が脳裏に浮かびました。
＞最強の馬に乗ってたー！！の部分の馬って、緑のマキバオーのカスケードじゃないんですか？
また髪型などから『マキバオー』に登場する『カスケード』を連想したからもいらっしゃるようですが
カスケードの髪は黒色ですよね。黒王号も松風も髪は黒ではありませんね。
＞冷凍庫は舞台「二人の王女」で冬の厳しさと春の穏やかさ（北国が舞台）の表現を会得するためでは？
＞冷凍庫に入ったのは病気の演技で無く、寒い国を体感するためでしたよー
＞ガラスの仮面の紫の薔薇の人の格好を坂井君がしてる。
（掲示板からの情報）
『ガラスの仮面といえば｢紫のバラの人｣はもろでしたねー、向こうの彼も現代ならストーカー呼ばわりされてると思いますw』
『とりあえずガラスの仮面ネタを。
冷凍庫でおしくらまんじゅうは、主人公のマヤと亜弓が冷凍庫に放り込まれ、寒さのあまりあしくらまんじゅうをはじめるという、なかなかシュールな場面が。
紅天女はそのままで
「あなたのファンより」という手紙と紫のバラを添えてプレゼントを贈るのは、真澄社長の必殺技ですね。匿名なところがミソというか、結構内容も踏まえたパロディですねえ。』
『「ストーカーだ！」
はガラカメ・・・つーか
美内すずえ先生の絵柄でかかれたものですね。』
情報ありがとうございます。早速『ガラスの仮面』を読んでみました。
そして改めて大亜門先生のパロディに笑いました！
画像を比較して追加更新いたしましたので。
あと冷凍庫の話はまだ読了することが出来ていないのでまた後日に。
＞「赤ペン先生」のときの単語が「チャレンジ」なのも引っ掛けだと思うのですがいかがでしょうか？
＞赤ペン先生の箇所ですが、英文がchallenge(チャレンジ=進研ゼミの教材の名前)になってます。
その通りだと思います。
赤ペン先生が採点（？）をする教材はチャレンジですしね。
＞Ｐ１９７ ３コマの夕利はチャレンジのキャラクター「コラショ」のパロかと・・
＞p13ページ3コマめの夕利の顔は、進研ゼミのマスコットキャラのコラショのパロではないでしょうか？
（掲示板からの情報）
『夕利の「赤ペン先生か―――い！！！」の時の顔は進研ゼミのマスコットキャラのコラショですね。』
→『コラショ』（リンク先に画像あり）
鼻の形などが非常に良く似ていますね。
さらにシングルテール（いい表現が思い浮かびませんでした）の感じも引っ掛けていますかね。
気になるのは髪飾りですね。サンリオ系統のｷｬﾗｸﾀｰ？
（掲示板からの情報）
『英語の教科書が｢Son Of A Bitch｣ですね。エコーズACT3の台詞だったはず…』
『「Son of a bitch」は三部のジョセフの口癖です。』
エコーズＡＣＴ３はｼﾞｮｼﾞｮの奇妙な冒険第４部３９巻『シアーハートアタック その�─�に
ジョセフは同じく第３部１８巻『太陽 その�◆�で言っていますね。
実はこの『SON
OF A BITCH』は気付いていたのですがパロディではないと判断してしまいスルーしてしまったものです。
深く考えれば確かにジョジョパロですね。もっと細かく読み込まないとダメですね。
＞188ページの6コマ目がハチミツとクローバーの「人が恋する瞬間を〜」のパロでは？？
＞「人が選択を誤る瞬間を〜」はハチクロの「人が恋におちる瞬間をはじめてみてしまった」のパロ？
情報ありがとうございます。
最近アニメ化されて話題に上がった作品ですよね？
その時はとりたてて気に留めなかったのですが調べてみると集英社の『YOUNG YOU』に連載されている作品のようですね。
読む機会があれば是非とも読んでみたいですね。
＞「将を射んと〜」のイラストは織田信長と蘭丸（ホモで有名）でしょう。
なんと！そのような史実が！？
調べてみました。（織田信長 ）←Wikipedia
実に意外でした。信長のイメージが音を立てて崩れてしまいました・・・。
＞『かってに改蔵』にて、「スイカ」とアダ名された人が出て来ます。
あのシーンの台詞はどこかで聞き覚えがあったのですが・・・。
幕張かと思いコミックスを調べてみましたが見つからず・・・。
なるほど『かってに改蔵』だったわけですね。
今度もう一度確認してみます。
＞「精進せいよ」のセリフは「ミスター味ッ子」の味皇のパロディ
情報ありがとうございます。
『ミスター味ッ子』にもその台詞がありましたか。
ただ、確か『男塾』の江田島にもその台詞があるような気がしますので、また調べなおしてみます。
今回は以上ですかね？
数えてみるとジョジョパロが無い事に気付きました。
しかし今回は百合だけではなく、ストーリー自体も面白かったので大満足です。
あとガラスの仮面ですが、男塾もある程度集まったことですし、文庫かコミックかどちらでもいいので集めてみようと思います。
当てはまるような場面があれば画像もつけて比較してみますね。
アオリ
『阿久津宏海 高校一年生―――――本当は不良やってました―――本当は………』
冒頭ハシラ
『全校あげてのもて野郎コンテストで太臓いいとこまで行く！！もて株急上昇！？』
前回のあらすじ
『太臓王子 盗撮ではなまぬるい！！』
中盤ハシラ
『☆「もて道」六段！！大 亜門先生の作品が読めるのははジャンプだけ！！』
ラストハシラ
『そこに愛があればいいんです！！ってある意味もて相談だったね！！』
ちなみにジャンプに初掲載された作品のタイトルは『もて塾恋愛相談』でした
来週予告
『次号、太臓ひたすら嫁探し！！そして、王子の前にワナが！？』
『ひたすら嫁探し！！太臓、またも絶世の○○○に！？』
目次コメント
『今週号の扉は、昔カプコンがやっていた手法に挑戦してみました。手抜きじゃないです』
解説している立場からしては凄く嬉しいコメントなんですけど・・・じゃあ冨g(ry
今回はワタシの分からないガラスの仮面関連のネタが多数届きそうな予感がしますので
お手数ですがガラスの仮面関連の情報は掲示板で確認後に投稿お願いできますか？
前回と同様に掲示板にコメントできるように作っておきますので。
もうリンミンメイの悲劇は・・・（ノд`）
他にもこんなネタがあるぞ。という方はこちらの掲示板にまでお願いします。
