宏海
『親父の怒りの面がうれし涙の面にかわった―――っ！！』
※感想を飛ばして元ネタ解説を読む場合はコチラ。
今週はこち亀３０周年企画ということで、初めてではないでしょうか？
なんとこち亀パロの登場です。
しかし、それ以外のパロディはどちらかというと控えめで、
宏海の家族やあいすの絡みを主軸とした話でしたね。
しかし、よくまとまって読み易かったのは
やはり親父のボケと宏海のツッコミが秀逸だったからですかね。
それにしてもこの漫画の主人公はやはり宏海なのでしょうか？
太臓の出番が果てしなく少ない（１５ページ中５ページ）・・・orz
*お父さんは心配症
今までもチラホラと登場してきた宏海の親父ですが、
今週で爆発したかのような面白さでしたね。
下ネタ＆勘違いの連発で読んでいるこっちもウザく感じてしまうほどの過保護っぷりでした（笑）
【親父の下ネタ一覧】
・『二人はＡＢＣどこまでいったんだ？』
・『この売女（ばいた）アアア』
・『股間のアイスバーをいただこうとしてるぞ！』
・『そこの淫売には触らせるなよ！』
ジャンプという誌面でここまで言う親父（書く大亜門先生）が素敵ですｗｗ
他にも伊舞の跳び膝蹴りが妙にツボでした。
伊舞の場合、父親には跳び膝蹴りなのですね（笑）
宏海もそういえば親父を黙らせる方法として襖越しに蹴りを入れていました。
それにしても冒頭でも述べましたが、今週は親父のボケと宏海のツッコミのキレが良すぎました。
特に宏海はあいすの天然なボケにもしっかりと対処して大変でしたね。
他にもあいすの問いかけに
『やっぱグレるほどウザいか』
『今は後悔している』
の受け答えもクスリと笑えました。
ただ逆に謎が深まる・・・というか期待が膨らむというか、
母親が会話に出てくるのに姿が全く見られないのはムズムズします。
伊舞の台詞から察するには母親はどちらかというと放任主義ゆえに過保護な親父と衝突していたのではないかと想像してしまいますね。
*あいすの心の変化（？）
あいすも宏海の家族を見て、宏海の言葉によって家族というものを意識しだしたようです。
なにせあいすには家族がいませんから、その判断基準が自分の中にはありません。
家族を持つ宏海（実界人）に言われる事によって
初めておばあちゃんを家族と感じてもいいという事に気付き、
ラストでは嬉しそうな声で喋っていたのでしょう。
何だかんだであいすも宏海や太臓たちと関わりを持つ事によって心は溶け出してきているのですね。
第３３章では、おばあちゃんもあいすも気付いていますけど、今回は第３者に言われていますから。
*両さんを探せ！！
ハシラには
『それにしても３５２ページの両さんはソックリだったね！！みんな見つけたかな？』
とありますが、これは見つかるか見つからないかではなく、気付くか気付かないかの問題でしょうね（笑）
ワタシはノーマルバージョンの両さんもいると信じ、何度も読み直してみましたが、
結局はこのゴリラバージョンの両さんしか見つけられませんでした。
このあたりの話はコミックスでの裏門で語られるかもしれませんね。
*次週の矢射子
ラストのコマでチラッと登場した矢射子ですが、予告では
『次号、受験を控えた矢射子が板ばさみに・・・恋か！？勉強か！？』
とあります。これが嘘予告でなければちょっと気になりますねー。
あいすが宏海の家に行ったというだけで来週への期待が膨らむというのに、
このような次回予告までされてしまった日には・・・。
矢射子の学力はコミックス４巻の登場人物紹介によると５段階中４とのこと。
それほど頭は悪くないようですが、はてさてどうなることやら。
個人的には矢射子が残った方が（留年した方が）面白くなると思いつつも、
進学して欲しい気持ちの方が強いですね。
もちろん一番なのは進学できて恋愛も成就できる事ですけど。
このあたりは大亜門先生がどう考えていらっしゃるのか・・・。
Ｐ１の上段ハシラ
『生きてるだけで、愛』
元ネタは本谷有希子著の『生きてるだけで、愛』。
本当にどうでもいい余談ですが、ワタシはカレカノの沢田ファンでした。
友達に不思議がられました。何でだろう。
Ｐ２のタイトル
『Ｏｈ！Ｆａｍｉｌｙ』
元ネタは渡辺多恵子原作【ファミリー！】のアニメタイトル『Ｏｈ！ファミリー！』。
（ＷＥＢ拍手＆掲示板から頂いた情報）なんとこのような番組もあったのですね。
語呂などを考えればOh!ファミリーの方が近いですが、可能性としてはなくはないと思います。
Ｐ３の前回のあらすじ
『復活のフュージョン！！』
元ネタは【ドラゴンボールＺ 復活のフュージョン！！悟空とベジータ】。
実はワタシ自身はこの映画見たことが無かったりします。
Ｐ７の１コマ目、２コマ目
宏海
『親父の怒りの面がうれし涙の面にかわった―――っ！！』
元ネタは【キン肉マン】文庫本１０巻「魔界の掟」での『アシュラマン』。
また親父は直前のコマでは阿修羅面怒りになっていますね。
彼の３面は実は仮面で下には泣き顔（というかキラキラ目）だったのには
当時かなりショックを受けた記憶があります。
なお、宏海の顔はパロディにされているキン肉マンのシリーズを考えると『キン肉マングレート』ですね。
ツッコミ台詞はその試合の実況です。
Ｐ１１の４コマ目
宏海
『子供は「ハーヴェスト」くらいほしいな』
あいす
『それじゃ描くの面倒くさくて殺されちゃうわよ』
元ネタは【ジョジョの奇妙な冒険】第３６＆３７巻に登場する重ちーのスタンド『ハーヴェスト』。
このスタンドは５００体の集合体でスタンド１体と数えられ、そのために描くのが面倒くさくなり
わずか２巻の登場で吉良のキラークィーンに（というか荒木先生に）葬られてしまいました。
同じような理由により味方側も敵側も死亡者の少ない４部でありながら
虹村形兆も早い段階で殺されてしまったものと思います。
１２の１コマ目
太臓
『祝！！連載３０周年記念。出でよ 両津勘吉！！！！』
宏海
『言い切った！！！！』
元ネタは言わずもながら（というか太臓が言ってる）【こちら葛飾区亀有公園前派出所】の主人公『両津勘吉』。
他のジャンプ作品では小さくても制服の正統派な両さんを描いているにもかかわらず、
大亜門先生だけこのゴリラみたいな両さんを描いてしまうところにシビれるのか、憧れるのか正直微妙なところだったり・・。
ネタそのものは噴き出すほどに面白かったのですが、２度３度読み直したあとに
「本当にこれで良かったのかなぁ・・・？
他のギャグ漫画のペンギン、ボーボボ、ジャガーは普通に出しているのだから
もて王も普通に両さんとして出しても良かったんじゃないかな？」
と心の底で疑問に感じるところもありました。
Ｐ１４の１コマ目
あいす
『両津勘吉の天敵大原大次郎部長に変身よ』
宏海
『ゴリラのほうがまだマシだー！！！！』
こちらも上記と同じく【こち亀】より『大原大次郎部長』。
両さんもそうですが、ここまでメジャーだと説明するのが逆に難しいですよね。
今週は普段より多めです。あくまでパロディではなく気になるネタなのでご了承ください。
Ｐ１の伊舞のメールタイトル
『無問題』
これは９９の岡村隆史さんが主演の映画『無問題』『無問題２』が思い出されるのですが、
これ以前に普通に無問題は使われているんじゃないのかなー？と思いこちらに掲載することに。
他にもデジモンに口癖として使用するキャラクターがいるようですね。
元々ある中国語ですし、やはりパロディと決め付けるのは早計のようです。
Ｐ２の表紙のあいす
これは一般的な（？）ゴシックロリータファッションということでいいのかな？
【ウィキペディア】【ｇｏｏｇｌｅ画像検索】
似たような服装の漫画やアニメがあれば情報お待ちしております。
ただし、よっぽど納得できる程の服装でないとパロディと判断することは無いことを予め御了承下さい。
『あいすのロリータ服･･･ゴスロリといったら「ローゼンメイデン」などが思い浮かびますが、一致した服など見つかりませんし･･･近いのは「水銀燈」などですかね？』
『あいすのゴスロリの第一印象はKOFMI2のニノンを思い出しました髪型も似てますし
公式サイトはっときますので
http://game.snkplaymore.co.jp/official/kof-mi2/』
やはりどれも似ているようで、細かな点では違いがあったりしますね。
何かのパロディというよりは参考にして描かれたと言ったほうがしっくりくる感じです。
Ｐ２の７コマ目
悠
『ポロリもあるぞ』
有名なフレーズ（？）には
『ポロリもあるよ！』
というものがありますが、これはさすがにアニメや漫画からの元ネタではなく。
ＴＶ番組などの特番『ドキ！女だらけの水泳大会』みたいな感じのお決まりフレーズと考えていいかしら。
なんとあのネギま！にもあったとは・・・。結構あなどりがたいフレーズですね・・・。
Ｐ６の３コマ目
宏海の親父
『フフフ・・・宏海とＣ・・・うれＣなあ・・・』
これは【テニスの王子様】で芥川慈郎が言っていましたが、
これも彼が元ネタという訳ではなく死語をネタとして使用したものと判断いたしました。
Ｐ６の５コマ目
宏海
『何事も他人に頼らず自分で何とかしようとするその態度は立派だがこういう時は聞いてくれ！！』
どこかで聞いたことのある台詞だなぁ・・・。
と思っていたらコミックス第１巻第２章でいなくなった太臓を探す宏海があいすに
『もし（太臓を）見かけたらオレが探してる事は言わずに
何かある度に他人に頼るのは良くない
って事を太臓に言ってやってほしいんだが』
と言っていました。
う〜ん・・・一長一短とはこういう事を言うのでしょうか（笑）
Ｐ８の２コマ目
伊舞の跳び膝蹴り
これも色々な漫画・格闘ゲームに見られそうですが、
特に元ネタは無しと判断いたしました。
しかし、ゴスロリファッションと同じく情報は受け付けますので、
よろしければご存知の方はお寄せ下さい。
『伊舞の跳び膝蹴りはキムの鳳凰脚を彷彿とさせます。』
膝蹴りはやはり色々と分かれましたねー。
代表的な格ゲーキャラであるジョーとキムが少し目立っているところですかね。
Ｐ１１の２コマ目〜
こけしコスプレの太臓
これは本当に元ネタが不明です・・・。
何かのパロディのようにも見えて、ただのネタのようにも見えて・・・。
う〜ん・・・分かりません。
『太臓のきぐるみは「伝染るんです」のこけしじゃないかと思ったのですが。どうでしょうか？』
『太臓のコスプレは吉田戦車「ぷりぷり県」の県ずきんで間違いないです。』
情報ありがとうございます。
ワタシは未読なのですが、どうやら『伝染るんです』のこけし説が有力候補のようですね。
＞今週の宏海ﾊﾟﾋﾟｨは「ﾙﾅﾃｨｯｸ雑技団」のゆり子ﾏﾏネタが多い様に見えたので、調べてほしいです。
＞スリッパ〜のくだりのところ、岡田あーみんのルナティック雑技団に似たようなシーンがあったと思うのですが
＞お父さんがあいすに進めるスリッパの元ネタは岡田あーみんの「ルナティック雑技団」の第１話が元ネタかと
『今回の宏海パピィは「ルナティック雑技団」のゆり子ママネタが多く見られました。』
『パロディというには微妙かもしれませんが、あのフリフリのスリッパはお父さんは心配性より、「ルナティック雑技団」のマダムゆりこを髣髴としました。いじめ（？）の対象が女性なので悪口とかもマダムゆりこっぽかったかなーと思います。』
情報ありがとうございます。
あ〜みん作品は前々から手を出したかったものの、なかなか読む機会が無かったので、
今回のことをきっかけに読んでみようと思います。
＞強制M字開脚の時の効果音「ボーン」は吉本新喜劇の吉田ヒロの眉毛ボーン？
＞題名のOh!Familyは女性ブランドDo!Familyが元ネタだと思います。
＞353ページ 宏海 ドクン 40号 六王銃 ルフィ ドクン
＞このバイタぁぁぁぁ、は富樫さんのレベルEからの気がします
＞変身した部長のお腹が異様にでかいのは「大腹（大原）」の洒落？
『両さんの股間についている布状のものは、海パン刑事が初登場した時のオチ、○○○にネクタイを巻いただけのフルチ○刑事想像図のパロではないでしょうか。』
冒頭ハシラ
『生きてるだけで、愛』
『これも息子を想うがため・・・阿久津家史上最大のドキドキイベントが開幕だ！！』
『☆ＪＣ「太臓もて王サーガ」�と�売中！！裏話も満載だ！！』
前回のあらすじ
『復活のフュージョン！！』
ラストハシラ
『それにしても３５２ページの両さんはソックリだったね！！みんなみつけたかな！？』
次回予告
『次号、受験を控えた矢射子が板ばさみに・・・恋か！？勉強か！？』
ラストアオリ
ラストアオリはありませんでした。
巻末コメント
『約６年間使ったパソコンを買い替えました。まず起動までが早くてとてもいいです』
大亜門先生だけではないですが、こういう場合って担当さんが気を利かせて
あらかじめ秋本先生へのコメントを促した方がいいと思うんですけどねー。
秋本先生を除いて数えてみると、２０人中１２人が秋本先生へコメントをしているという結果に。
今回はたまたまでしたが、偶然が重なればコメントをしない先生が1人になる可能性だってあるのですから。
そうなったらいくらなんでも・・・ねえ？
齋藤担当の巻末コメント
今週は齋藤担当の巻末コメントはありませんでした。
掲示板への情報もお待ちしております。
今週登場したパロディ・気になるネタの元ネタコミックス＆DVDなど（Amazon）
大亜門著作品紹介
